3D技術「Universal Scene Description(USD)」の標準化と開発に取り組むAlliance for OpenUSD(AOUSD)は、同団体にメタ社やEpic Gamesなどが参画したことを発表しました。
「USD」は、オープンメタバースを構築するためのツール。ベースの開発はPixarが実施しました。
3Dジオメトリとシェーディングの読み取りや書き込み、編集、プレビュー機能などを有するツールセットを提供。3Dワールド内で記述、構成、シミュレーションといった作業ができるそうです。
AOUSD自体は2023年8月にNvidiaやApple、Pixar、Adobeなどが設立。今回、更に「大物」企業が参加した形ですね。
AOUSDによると、参画企業の増加は3Dワークフローにおいて相互運用性の要求が上昇した結果とのこと。
今回、同団体に新たに参加した企業などの一覧は以下の通りです。
Cesium
Chaos
Epic Games
Foundry
Hexagon
IKEA
Lowe’s
Meta(メタ社)
OTOY
SideFX
Spatial
Unity
同団体は、XR企画「OpenXR」やMetaverse Standards Forumで有名なクロノスグループと関係を深めることも発表。相互でサポートしつつ、アイディアの交換などを実施するそうです。
また、AOUSDは今後、「OpenUSD」の基礎部分を定義する作業を実施。低レベルデータの構造化の方法などを規定します。
これらの作業を通じて、ソフトウェアプラットフォームやデバイス間での移植性と相互運用性を確保。2025年末までに最終的なコア仕様を決定する計画です。
正直、割と業界的なニュースですが、団体の動向次第で今後登場するツールの仕様などが変わるかもしれませんね。続報に注目です。