Googleは開発者向けのイベント「Google I/O 2022」において、リアルタイム翻訳などもこなせるARグラスの「Project Iris」を発表しましたが、その後プロジェクトを白紙にしたと伝えられていました。しかし9to5Googleは、アプリ解析の結果プロジェクトが再び進行していることを発見したと2023年10月に伝えています。
それによるとGoogleアプリを逆コンパイルした結果、Googleアシスタントを起動する方法に「右のこめかみを長押しする」という内容が増えていたとのこと。
独特な形状で有名な、Sonyの開放型TWS(完全ワイヤレスイヤホン)のLinkBudsには「こめかみに触れてアシスタント起動」という機能がありますが、Googleは先の内容に「iris_device」属性を付与しており、9to5GoogleはLinkBudsを対象としたものではないと紹介しています。
このほか、友人への電話やタイマーの設定にスマートグラスを使用できる機能もあるようで、同サイトは「IrisはGoogleアシスタントと高度に統合されるだろう」と伝えています。
Googleが当初のように自社開発のARグラスをリリースする予定があるのか、それとも単にOSの開発に注力するのみであるのかはまだ分かりません。