アップルのiPhoneに大きな変化が訪れそうです。TFインターナショナルのアナリスト、ミン・チー・クオ氏の情報によると、2025年からアップルは自社開発の5Gモデムチップを一部のiPhoneモデルに採用する方針だということです。
クオ氏はサプライチェーン筋を含む様々な情報源を有していると思われ、投資家向け予測レポートの的中精度には定評があります。
クオ氏によれば、2025年に登場予定の「iPhone SE 4」と「iPhone 17 Slim」(iPhone Plusの後継モデル)から搭載されそうだとのこと。もし現実化すれば、iPhoneの5Gモデムチップのクアルコムによる独占供給が終わることになります。
アップルは以前から自社製5Gモデムチップの開発を進めていましたが、技術的な課題により遅れが生じていました。当初は2023年のiPhone 15シリーズでの導入を目指していましたが、チップが大きすぎるなどの問題があったそうです。
一方、カメラの撮像素子の供給元にも変化があるようです。ソニーが長年独占的に供給してきたCMOSイメージセンサーですが、2026年にはサムスンも参入する可能性があるとクオ氏は指摘しています。
サムスンは、iPhone 18 Proモデル向けに1/2.6インチの4800万画素超広角CMOSイメージセンサーを供給する見込みだとのこと。これに向けて、サムスンはアップル専任のチームを立ち上げたそうです。
サムスンには嬉しい話ですが、ソニーとクアルコムにとっては痛手となりそうです。