Pixel 6へのアップデート、今はするな。
Googleが先週、対応するPixelシリーズ向けにAndroid 15の提供を開始しましたが、新たな問題が浮上しています。一部のPixel 6ユーザーから、アップデート後に端末が完全に使用不能になるという深刻な報告が寄せられています。
利用者にとっては、アップデートによる極めて深刻な不具合追加は「何度目?」と思うところかもしれません。
この問題は予期せず突発的に発生するとのことですが、原因について手がかりとなる情報も出てきています。Redditのユーザー2名によると、「Private Space」機能を有効にした直後に端末が停止したと報告しています。これまでPixelのアップデート後に発生した大規模且つ致命的な不具合は、マルチユーザー絡みのものがありましたが、また同じものでしょうか?
ただし、通常使用中に同様の症状が発生したという報告もあり、正確な原因の特定には至っていないようです。
共通しているのは、なすすべもなく端末が文鎮化してしまうこと。電源と音量キー、PC接続でリカバリーモードによる復旧を考えるのが通常ですが、これが機能しないとの報告。
現時点ではまだ報告件数が限られていることから、広範な問題ではない可能性があります。しかし症状が深刻であることから、Pixel 6を使っていてまだAndroid 15にアップデートしていない場合、適用を避けましょう。
これが仮に復旧可能ならば覚悟してアップデートするのも選択肢なのですが、リカバリーモードにも入れない状態になり得る以上、いまは絶対にアップデートは控えましょう。Googleから原因と対策についての詳細が発表されるのを待つべきです。
Google Pixelはかつてソフトウェアアップデートが迅速との評価を勝ち得た一方、近年では致命的な不具合が発生する事例も増加しています。
- グーグルPixelが着信不能に。世界中で不具合発生中
- 電話着信できるよう緊急アプデしたはずのPixel、相変わらず不具合発生中との報告。
- 今度は「圏外病」。Pixelの不具合報告が増加中、不具合修正アプデ後も
Pixelの中でも特にPixel 6は、Tensorの苦手な通信関連の不具合が多数報告されていたほか、アップデートによる致命的な不具合追加も多く、不運なデバイスだったと思います。