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もうこれ「Z」だろ!?珠玉の「VAIO SX14-R」で新時代の働き方に備えろ!

 どう見てもZです、本当にありがとうございました!

 VAIO株式会社は、ハイエンドモバイル新製品として「VAIO SX14-R(法人向けモデル名称 VAIO Pro PK-R)」を正式発表しました。発売日は2024年11月8日(金)。 

 ソニーからの独立後、2024年7月1日で設立10年を迎えたVAIO。実は売上はここ2年で躍進して2倍。PC全体は低成長な中でも、コロナ中盤を境に大きく伸ばしたそうです。

 これまでは会社が用意したワークスペースで仕事していたところを、コロナ禍によって社会全体で意識変化が発生。在宅勤務において、PCが会社の提供する唯一の働く環境だったところから、「PCこそが働く環境の中心である」と意識が変化したことで、生産性を上げるために立地のいい場所にオフィスを構えるように、良い椅子を買うように、気持ちよく働けるPCを用意しようという流れになり、そこにVAIOの提案する付加価値がハマったのだと、VAIOは自らの躍進を分析します。

 VAIOの提案する価値は、スペック表にあらわれない品質や使い心地、そして働く気持ちを高める道具であること、日本らしい信頼性。こうした要素が合致したことが成長の背景にあると語ります。

 これらの付加価値を一歩前に進め、遠隔時代の新時代に適合するハイエンドモデル、それが今回発表の新製品「VAIO SX14-R」。搭載するチップはIntel Meteor Lake。2023年12月のIntel発表から間が空いての採用となったのは、新たな手法を取り入れたため。従来開発プロセスは試作3段階からの量産だったが、今回の開発では試作を4段階とし、品質の一段の引き上げと品位の向上を図ったといいます。評価指標も新たに追加するなど、十分な開発期間を設けることによって、VAIOの核心的価値である品質・信頼性を重視した結果とのこと。利用者も最高の仕事の道具を求めて検討する機種なので、致し方ないところでしょうか。

 ただ、最新プロセッサのいち早い搭載を魅力としたモデルの投入もVAIO製品の魅力の一つ。たとえば、歴代のVAIO ZはゲーミングノートPC用のCPUを搭載するなどの変化球で高性能化を図った、スペックが非常に重要なモデルという側面もあるのはファンの皆さんがよく知るところだと思います。もちろん今回のSX14-Rで得られた知見も活かしつつ、今後最新プロセッサに合わせた開発・製品化も引き続き検討していくとしています。

 とくにこうした新たな開発手法は、後述するような今作の豊富な色展開、各色の完成度の高さの実現に繋がったといいます。

 さて、モバイルワークがあくまでデスク仕事の補助に過ぎなかったとの認識は、コロナ禍によって、実はどこでも仕事ができるのだと変化。さらに政府の働き方改革もあって、多くの企業にエンゲージメント重視の流れが到来、道具はただ使えるだけではなく、気持ちよく愛着を持って使えることに変わってきているとも。

 そんな時代背景に適合するモバイルPCとして開発したのが、「VAIO SX14-R」。SX14従来モデルと比較して、100g以上の軽量化に成功。最軽量構成948gを実現します。

 画面はモバイルPCのトレンドである16:10で、縦方向の情報表示量も確保。なお今回、ついにWQXGAを選択可能となりました。作業用のモバイルWindows PCの解像度としては、かなりベスト。4Kは、14型でいうと合わない部分もあり、電池駆動時間との兼ね合いから今回は見送ったそうです。そういえば別会社なのでもちろん偶然ですが、最近ちょうどXperiaも4Kをやめたので、なんだか象徴的に思えます。

左から従来モデル(16:9)、今作SX14-R(16:10)。カメラ・マイク・アンテナ一体成型天板により、5G対応VAIOの中でも狭額縁ながらアンテナ感度も確保

 上部の切れ目がなくかっこよくなりました。アンテナはより高感度に進化しています。

左:VAIO SX14,右:VAIO SX14-R , SX14-$Rは天板底面に熱可塑性カーボンと樹脂の一体成型を採用、アンテナの切れ目の部分を無くして美麗な外観を実現

 画面を開くと筐体が少し角度がついて、キーボードに傾斜がついて打ちやすくなるチルトアップヒンジも健在。

左:VAIO SX14,右:VAIO SX14-R

 最近他社も似たようなことをやってる会社もチラホラ出てきていますが、これを先んじてやってきたVAIOならではの部分が、圧倒的かっこよさ。左右がへこんでいるZから継承した独特のデザインによって、斜めから見るとまるで「浮いてる」ように見えるのです。

 キーボードは構造見直しで 打鍵感とクリック感損なわず静音化を実現。中域から高域、特に100-1000Hzの打鍵音を低減できたそうです。また、普段は無刻印に見え、バックライトをつけたときだけ刻印があらわれる隠し刻印の選択も可能です。

 底部の型番等の表記は野暮ったいシールではなく、レーザー刻印に。ささやかなコストダウンと環境保護を実現しつつも圧倒的なかっこよさに。こういう細かい部分への配慮がVAIOらしいところです。

 14型、カーボン、この見た目……面影がすごくて「これどう見てもVAIO Zだよね?」という当然の疑問がわいてくると思います。ぶっちゃけそこはどうなのか?

左のVAIO Zと比べて、VAIO SX14-Rは酷似した外観でありつつも、狭額縁化・縦長化を果たしていることがわかる。

 しかし、本機はあくまでVAIO SX14シリーズのプレミアムモデルの位置付けです。

左:VAIO Z, 右:VAIO SX14-R 非常にZのノウハウが活きた筐体だが、オーナメント周囲をよく見るとカーボンを曲げて高耐久で美しい細部を実現したZほど徹底はしていない部分もある

同じく左がZ、右がSX14-R

底部

 どういうこと?という感じかもしれませんが、これはZという機種が、VAIOにとってどういう存在なのかを考えれば自明です。

 それは、VAIO Zは旗艦であり、未来の技術を先取りする存在ということ。つまり2021年前半に登場したVAIO Zに注ぎ込まれた技術が、VAIO SX14のラインナップにまで降りてきた……と考えると、納得感があります。

 言い換えると、今の時点でZの見た目をしているだけではZとは呼べない、より先を行く革新的な機体を投入できてこそ、本質的に初めてZだと呼べるということが言えそうです。

 ちなみに筆者が愛用してきたVAIO Zは「VAIOロゴが小さくてカッコ可愛いな、今後もこれぐらいの小ささで行くのかなー」と思いましたが、そうでもなかったですね。今回のVAIO SX14-Rのロゴと比べると、こんな感じ。SX14-Rの方が少し大きいですね。これについて、VAIO Zはその主題である「未来の道具」を表現するため、あえて主張を控えめにしていたのだそうです。

左:VAIO Z, 右:VAIO SX14-R

 左右両側にUSB Type-C端子搭載もVAIO Zと同じ仕様ですね。

 各色へのこだわりも素晴らしく、基本の黒色もアルミパームレストの色合いは炭のように、光沢しすぎず指紋はできるだけ目立ちにくく……など、細かい部分まで含めて絶妙な按配を目指しています。

色展開はディープグリーン、アーバンブロンズ、ファインブラック、ブライトシルバー。ALL BLACK EDITIONと10周年記念勝色特別仕様は数量限定

武士の武運長久、勝ちを願う縁起色を由来とする、独立後VAIOの特色ある差別化要因の一つ「勝ち色」。現代の企業戦士のスーツに似合う。

 今回、特にこだわったのが緑色だといいます。確かに、こんな色のノートPCは見た記憶がありません。率直に美しい。

 単に緑色のノートPCならありましたが、もうちょっと光沢だったり、蛍光色だったりした気がします。SX14-Rは、光沢ではなく落ち着いた、なかなか品位のあるデザインに仕上がっているのではないかと思います。

 これは単に「技術的にできるようになったからやった」というよりかは、このような緑を実現したくて、反対意見がありつつも無理を言って挑戦したとのこと。実際、やり抜いて出来上がった製品を見て、反対していた人も「なるほど」と納得したそうです。

 とはいえ、VAIOは個人向けの熱烈なファンを抱えるブランドである一方、実のところ独立後は特に法人向けの比率が高い実情があり、ここ2年ほどの躍進においても「法人向けが成長のエンジンだった」と自己評価しているほど、法人向けが重要な軸となっているブランドです。「緑色なんてありえないだろう」と思われてしまうのでは?

 そこが不思議なところで、実は既成概念をVAIOが打ち破った例が、同様に存在します。それが、最近のVAIOに導入されている新しいカラー「アーバンブロンズ(銅色)」です。

 個人的にはいい色だなと思う一方、法人向けには全く似つかわしく無さそうにも思えるアーバンブロンズですが、これがなんと、法人向けでも大人気で、なんと黒色の次、二番目に売れているのだそうです。意外なことに、これが新たなVAIOの定番色になりつつあるのだそうです。

 やはりVAIOの良さは、かっこよさ。会社がオフィスや椅子に投資するように、PCに投資する時、社員のモチベーションを高める製品としてVAIOが選ばれるような時、ブロンズに需要があるのだとか。確かに、黒色はド定番だからこそ、ありきたりすぎて見飽きちゃってるかもしれません。今回の緑色も、アーバンブロンズのような新定番になれると良いですね。

 

 さて、新時代のビジネスに重要などこでも仕事できる会議機能。3つのマイクとAIノイズキャンセリングで、様々な状況に対応。周りの喋り声を遮断してインカメラの画角に収まったPC正面の利用者の声だけを集音したり、会議室全体から集音して遠くの人も近くの人と同等の声量に整えたり、臨機応変に最適な音声にできます。

利用シーン想定イメージ。周りにうるさい人がいても正面のVAIO利用者の声だけを拾うことが可能。周りに聞かれないよう「小声モード」も備えるのは、どこでもあらゆる仕事をできる本製品のコンセプトに合致した特徴の一つ。席を外すとカメラ一時停止もしやすく

 そうした通話会議に関する各種設定をワンタッチで変更できるキーも設けます。そんな音声制御機能はもちろんTeamsやZoomなど各ソフトで反映可能です。

 カメラは9.2MPカメラ。画素混合(ピクセルビニング)とHDR明るさ補正にて、照度の足りない環境にも対応します。画素混合とその解除(リモザイク)は状況に応じて自動変更するものの、出力解像度は同一。

 また、覗き見アラートでビジュアルハッキングを防止したり、背景ぼけをかけたり、セキュリティ・プライバシーに関する機能も充実しています。画面を見てない時は輝度を下げて賢く負荷制御したり、一定閾値以上の充電を控えて電池劣化を防止する「いたわり充電」も備えるなど、各種センサーを駆使して気を利かせた機能も揃っています。

 外での仕事も長時間に。WWANなど含め電力消費が増え、オフィス内で電源が取りづらいスペースもあるといった状況も踏まえて、標準に加えて大容量電池をオプションで選択可能にしています。

 ワンハンドオープン可能な可変トルクヒンジを搭載したという本機。VAIO Zユーザーの自分は、片手で画面を開閉する時、両手で行うことも多かったです。というのも、ヒンジが若干硬いので、片手で途中まで開けられるものの、最後まで開こうとした時に、本体が少し動いてしまうからです。本作では片手でもスムーズにあけやすく、「ああ、良いノートPCってこうだよなぁ」と唸らされます。薄型軽量でありながらも、こういう細かい気配りを感じさせるのが所有欲を掻き立てる美点だとつくづく感じますね。

 ちなみに今回、画面は通常の「非タッチ・アンチグレア(非光沢)」タイプに加えて、「タッチ・アンチグレア」、「タッチ/ペン対応・グレア(光沢)」の計3種類。用途に応じて選択可能です。ちなみに、グレアを選択すると周囲の額縁と一体化するのでカッコいいです。ただしけっこう反射するのと、重量が増してしまうのが悩ましいですね。

180度開閉機能は机を挟んで対面する商談に役立つ。タッチパネル・スタイラスでそのまま署名という用途も。

 120項目以上の品質チェックを徹底して1台づつチェックし、合格したものだけを顧客に届ける安曇野FINISHによる品質管理など、もちろんVAIOならではの高品質も継続します。

 なお大画面需要から今回の「R」モデルはSX14のみ。SX12-Rについては未定とのことです。

 「いやー、いくら色んなところがよくなってもデスク仕事メインなのは不変じゃね?画面足りないし……」という方はご安心下さい、超軽量モバイルモニターVAIO Vision+と本機は相性ぴったり。サイズ的にもガラスの靴のようにハマります。GPD DUOのように縦配置、狭い喫茶店等でも最高の環境を持ち運べます。

 以上、VAIOの新製品説明会からお届けしました。VAIO Zという究極のスポーツカーのような旗艦マシンから、VAIO F14/16という知恵と工夫を凝らした標準機まで取り揃えている会社らしいハイエンドモデルに仕上がっています。

 特にVAIOが長けているのは製造加工、塗装技術であり、それを活かした新たな挑戦である緑色は抜群に上品で新鮮。これ似合うサラリーマン羨ましすぎだろと思わせる「勝ち色特別仕様」や、やはりオタクはオールブラックエディションだろなどと思いつつ、新しくてカッコいいのが好きなので個人的に買うなら緑色かな?と思いました。

 細かい部分まで作り込まれた「アガる」PCが欲しい個人ユーザーはもちろん検討候補だとして、じつは法人営業の場面では、各社のコーポレートカラーやロゴと一致するVAIOの色が強く感心を持たれることがあるのだそう。というわけで「あっ、俺の会社のイメージカラー、緑じゃん!」と思ったそこのあなた、今日は会社の情シス担や社長に業務用VAIO SX14-Rの導入を直談判しましょう!

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