今年もすまほんでベストバイをやりたいですねと相談したら一人でガッツリ書いていいよと言われたので、私が買ったベストバイガジェットを紹介します。
私の2024年ベストバイガジェットはSONY α7R VとSEL2470GM2です。これは迷うことなしの即決でした。
今までボディはα7R IIIを使用していました。2017年に発売され、2019年に購入しました。それから約5年間大きなトラブルを抱えることもなく使用していました。
しかし、5年も使用していると現行のα7R Vとの性能差を感じるようになります。例えば連射。最近水族館へよく行くのですが、α7R IIIではUHS-IIのSDカードを使用しても連射後は書き込み待ちが発生します。画素数の多い(1枚あたりのデータ量が多い)写真をα7R IIIが対応している最速のSDカードを使用しても待ちが発生していました。
また自宅ではテザーで商品撮影を行っているのですが、Oculus Questに付属していた5mのUSB Type-Cケーブルを都度繋いでいます。現行モデルであればワイヤレステザーもできるのに……とやや不満も感じるように。
そしてレンズもSEL24105Gをメインのレンズとして使用しましたが、「F4が厳しい」と感じる場面や、所有しているSEL50F12GMと比べると写りに差があると感じるようになりました。
そんなとき、SONYからα7R Vの4万円キャッシュバックキャンペーン実施のお知らせ。これは買うしかない!と購入に踏み切りました。SEL2470GM2は年末に買おうかなと思っていましたが、SONYから8月に値上げの発表。これはどっちも買うしかない!と思いSEL2470GM2も購入に踏み切りました。α7R IIIは下取りに出しキャッシュバックを含めるとα7R Vを実質30万程度で購入するこができました。SEL24105Gはメルカリで10万前後で売却に成功しました。
α7R VはGMレンズの本領を発揮してくれます。下の写真はSEL50F12GMと組み合わせて撮影したものですが、拡大しても葉の1枚1枚がしっかり解像しています。今までα7R IIIと組み合わせて使っていたのが申し訳なくなるくらい、進化を感じます。
SEL2470GM2は旅行で最強の友になります。ワイド端では24mm、テレ端は70mmと使いやすい標準ズームでF2.8の通しはシーンを選ぶことなく使うことができます。また、APS-Cクロップを使えば105mm相当の画角を使うことができます。しかもα7R Vなら6100万画素あるので、クロップしても2620万画素を保つことができます。
上の写真のような風景写真から下の商品撮影のような高クオリティの写真をレンズ交換することなく、サクッと撮れてしまうのも良いところ。ボケが非常にキレイ。
α7R Vでは縦のときの瞳AFも進化しているのでポートレートにも抜群に最適。そしてα7R III比で大きく進化を感じたのは動物に対しての瞳AF。水族館で撮影するときに早く動く魚(対応とは言っていない)に対してリアルタイムでトラッキングを続けるので非常に快適でした。
そして先日、友人の結婚式へ参加しました。その時にもα7R VとSEL2470GM2は最強の組み合わせです。人が多く撮影しづらいシーンでは4軸のマルチアングルモニターが非常に便利。どんな方向にでもモニターを傾けて撮ることができるので、カメラだけ突っ込めば良いシーンを撮影できます。
そして連射性能はR III比で秒間10コマと同じですが、大容量バッファメモリの搭載とCFexpress Type-Aによりストレスフリーで撮影できます。R IIIでは連射後、書き込み待ちで撮影できないことがありましたが、α7R Vなら圧縮RAW使用時に最大583枚まで撮影可能という性能を誇ります。これで撮影を逃した!ということはなくなりました。
空港の展望デッキから撮影した飛行機。最高8段の光学5軸手ブレ補正で三脚なしの手持ち撮影、クロップでこのような流し撮りも簡単にできます。
物撮りでも最適です。言葉では表せませんが、1つランクの上がったような写真になった気がします。SEL2470GM2は最短焦点距離も短いので物撮りは非常に快適です。
カメラ性能は非常に良いのはわかっていただけたと思いますが、α7R Vの良いところはそれだけではありません。他のところも非常に便利なのです。α7R III比で非常に便利だなと思ったところを紹介します。
α7R Vは電源オフにして、カバンに入れてもスマホを接続して写真をチェックしてスマホにRAW画像を転送することができます。ある程度撮影して友人とカフェで話しながら写真をみて、気に入った写真をそのままスマホのLightroomですぐレタッチすることができます。「カバンからカメラを出さずにできるようにできるすごい時代だね」とカメラ仲間に言ったら「今は大体できるよ」と言われてカルチャーショックを受けました。
またUSB PDに対応しているのも非常に良いところ。移動中の短い時間で高速充電ができるので、数泊の旅行でも充電器を持ち運ばなくても良いようになりました。
そしてワイヤレステザーに対応しています。これが非常に便利。家でカメラを起動すれば自動でWi-Fiに繋がり、そのネットワークを経由してパソコンに自動接続。そのままPCから操作したり、撮影したデータをチェックしたりできます。
こんなにべた褒めしていますが、不満点もあります。
まずは1枚あたりのデータ量が非常に膨大ということ。非圧縮であれば1枚あたり約130MB程度、圧縮RAW(L)であれば約80MB程度と非常にデカいです。こんなもので連射してしまえば1日の旅行で50GB程度は使ってしまいます。外付けSSDに移すもそれもすぐに足りなくなってきます。ストレージの圧迫は早急に対処したいです。
そして機材のせいにできないということ。ある程度安くて古い機材であれば「安いからね」「古いからね」と言い訳ができますが、ここまで揃えてしまうと「腕がないからね……」としか言えなくなってしまいます。
以上私のベストバイ、α7R VとSEL2470GM2でした。前機種同様、大切に長く使っていきたいと思います。
余談ですが、最近α7C II+キットレンズから写真を始めた友人にSEL2470GM2を試しに貸したところ、翌日には購入していました。沼は深い。
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