OPPO傘下のOnePlusは、新製品「OnePlus 13T」を発売しました。これは「OnePlus 13」「OnePlus 13R」に続く、同シリーズの3機種目となります。
昨今、大型化が進むスマートフォン市場において、本機種は比較的小さめのサイズが特徴です。縦幅150.8mm、横幅71.7mmというサイズ感は、iPhone 16 ProやGalaxy S25に近いものとなっています。
また、端末の左側面にはカスタマイズ可能なショートカットキーを搭載。ライトやカメラといったアプリの即時起動に割り当てることができ、不要な場合は無効化することも可能とのこと。
冷却にはベイパーチャンバーを搭載。SoCには最新の「Snapdragon 8 Elite」を採用し、人気の3Dゲーム「原神」のような高負荷なタイトルも、安定して60fpsのフレームレートでプレイ可能だといいます。
バッテリーにはシリコンカーボン素材を採用し、このコンパクトなサイズでありながら6260mAhという驚異的な大容量を実現。さらに80Wの急速充電にも対応しています。同社ホームページでは、このバッテリー性能を「超超超超超超ロングライフ(原文: 长长长长长长续航)」とユニークに表現し、長時間の使用が可能であることを強くアピールしています。
OSにはAndroid 15をベースとしたColorOS 15を搭載し、AI機能の強化が図られています。AI機能には、写真内の不要なオブジェクトを自然に削除する機能や、通話相手の音声をリアルタイムで翻訳する機能など、最近のAI搭載スマートフォンに多く見られる便利な機能が網羅されています。

左が削除前、右がオブジェクト削除後。後ろに映る人を自然に消去可能とアピール。
さらに、近年トレンドとなっているオンデバイス生成AIにも対応しており、本機種には高性能な推論モデル「DeepSeek R1」を搭載します。
これだけの高性能を備えながら、価格はなんと3399人民元(約6万8000円)から。日本国内でコンパクトかつ高性能なスマートフォンを求めると、iPhone 16 ProやGalaxy S25などが候補に挙がりますが、これらの価格は10万円を大幅に超えます。このような魅力的なコンパクトモデルが、日本市場にも登場することを期待したいですね。
OnePlus 13T | |
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OS | Android 15 |
SoC | Snapdragon 8 Elite |
防水防塵 | IP65 |
メモリ | 256GB 12GB RAM, 256GB 16GB RAM, 512GB 12GB RAM, 512GB 16GB RAM, 1TB 16GB RAM |
寸法 | 150.8 x 71.7 x 8.2 mm |
ディスプレイ | 6.32インチ、LTPO AMOLED、120Hz、1600nits |
カメラ | 広角: 5000万画素, f/1.8, 1/1.56″, multi-directional PDAF, OIS 望遠: 5000万画素, f/2.0, 1/2.76″, 光学2倍ズーム, PDAF インカメラ: 広角, 1600万画素, f/2.4 |
重量 | 185g |
カラー | ブラック、グレー、ピンク |
スピーカー | 最大出力1.5Wスピーカー×2、Dolby Atmos対応 |
バッテリー | Si/C Li-Ion 6260 mAh, 80W有線急速充電 |
Bluetooth | 5.4 |
コーデック | A2DP, LE, aptX HD, LHDC 5 |