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【朗報】NFC通信範囲、4倍に拡大!新規格にて

 NFC(近距離無線通信)技術の新標準「NFC Release 15」のアップデートが発表され、コンタクトレス接続の距離が従来の0.5センチメートルから2センチメートルへと4倍に拡張されることが明らかになりました。The Vergeが伝えています。

 NFCチップと端末の位置合わせがそれほど正確でなくても接続が確立されるように。スマートウォッチやスマートリングなどの小型デバイスを使用する際に、うまく位置を合わせられずに困ることが大幅に減ると期待されます。

 Apple Payなどの決済では、接続の開始がより早くなり、コンタクトレス決済がより高速で信頼性の高いものになるそうです。一部のデバイスは既に5ミリメートルを超える距離でのコンタクトレス接続を実現していますが、NFC Forumは今回の仕様更新により「ベースラインを再定義する」としています。

 NFC Release 15は、「より高い信頼性と広い動作範囲を要求する」コンタクトレスアプリケーションをサポートするために必要だと説明されています。これには、ますます小型化するデバイスにNFC技術を統合することや、1回のタップでより複雑な動作を実行することが含まれるとのことです。具体的には、ウォレットアプリを使って商品の支払いを行い、デジタルレシートを受け取り、店舗のポイントを貯めるといった一連の動作が可能になるそうです。

 現在、NFC Release 15はApple、Google、Sony、Huaweiを含むNFC Forumの上級メンバー企業が利用可能となっており、これらの企業は自社製品への改良の実装を開始できるとしています。一般向けのコンプライアンス認証は今年秋頃に提供される予定です。

 既存のNFCデバイスが新リリース標準をサポートするためのアップデートが可能かどうかについて、The VergeがNFC Forumに問い合わせを行いましたところ、回答は得られていないとのことです。

情報元The VergeNFC
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