Xiaomiは、高い性能と手ごろな価格を両立するスマートフォン「REDMI K80 Ultra(至尊版)」を中国で発表しました。価格は12GB+256GBモデルが2599元(5万2000円)、最上位の16GB+1TBモデルが3799元(7万6000円)と、Androidスマートフォンとしてトップクラスの性能を誇るDimensity 9400+搭載機としては破格のお値段で、まさにフラッグシップキラーという称号がふさわしい端末となっています。
搭載SoCはMediaTek Dimensity 9400+で、AnTuTu V10スコアは324万点を突破したとのこと。Dimensity 9400の改良版にあたり、クロック周波数が3.62GHzから3.70GHzに向上しています。メモリはLPDDR5Xで最大16GB、ストレージはUFS 4.1で最大1TBを選択可能。
また、独立したディスプレイチップの「D2」を搭載。さらにREDMIブランド史上最大という6500mm²の冷却システムを搭載し、ゲーミング性能に特化した設計。くわえてパススルー充電にも対応することによって、ゲーム中でも発熱を抑えながら充電できるとしています。
ディスプレイは6.83インチOLED(2772×1280)で、リフレッシュレートは144Hz。ピーク輝度は3200nitsに達し、超音波式画面内指紋認証を搭載します。しかしREDMI K80 Proの解像度は3200×1440。
一瞬「この点では下位モデルのProに劣るのか……」と思いましたが、どうやらREDMI K80 Proの価格は3199元(6万4000円)からであり、価格としては2499元スタートのこちらのほうが安いのです。至尊版というのが意味するのは「最上位」ではなくコスパ最強、ということなのでしょう。
背面カメラは5000万画素メイン(Light Fusion 800、1/1.55型、OIS)+ 800万画素超広角のデュアル構成。フロントカメラは2000万画素となっています。メインカメラは2倍・4倍のズーム撮影に対応し、K80 Proと同等のセンサーを採用している模様ですが、K80 Proが5000万画素+5000万画素望遠+3200万画素超広角という立派な構成に対して、こちらは一昔前のコスパスマホでありがちだった微妙な性能の超広角がついてくる構成となっています。ここでもコストカットを露骨に感じますね。なおインカメラは2000万画素。
バッテリー容量は7410mAhと大容量で、100W有線急速充電に対応。最大2.26日の連続使用が可能としています。バッテリーはシリコンカーボン製で、1600回の充電サイクル後も80%の容量を維持できると謳っています。
本体色は砂岩灰(グレー)、月岩白(ホワイト)、云杉绿(グリーン)、冰锋蓝(ブルー)の4色展開。サイズは163.08×77.93×8.18mm、重量は219gとなっています。
例年通りであればRedmi/REDMI K○○シリーズはXiaomi ○○T Proとしてグローバル市場にて展開されているため、日本への投入も期待できます。今後の情報に期待したいところです。
OS | Xiaomi HyperOS 2 |
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SoC | Dimensity 9400+ |
メモリ | 12/16GB |
容量 | 256/512GB/1TB |
画面 | OLED 6.83型 2772×1280 最大144Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素メイン+800万画素超広角 |
インカメラ | 2000万画素 |
電池 | 7410mAh 100W急速充電 |
寸法 | 163.08×77.93×8.18mm、219g |
5G | n1, n3, n5, n7, n8, n26, n28, n66, n38, n40, n41, n48, n77, n78 |
LTE | B1, B3, B4, B5, B7, B8, B18, B19, B26, B28A, B28B, B66, B34, B38, B39, B40, B41, B42, B48 |
3G | B1, B4, B5, B6, B8, B19 |
その他 | IP68防塵防水、NFC対応 |