
中国のスマホメーカーUnihertzは、新作物理QWERTYスマホ「Unihertz Titan 2」について、10月27日より国内販売を開始すると公式Xにて発表しました。
Unihertz Titan 2は、2025年6月にKickstarterを通じてクラウドファンディングを実施した機種。開始わずか6分で目標金額を達成する等、物理キーボード搭載スマートフォンの復権を願うユーザーから注目を集めていました。来たる10月27日13時より、いよいよ公式ECサイトにて販売を開始しました。
✨ もうすぐリリース!⌨️
予約販売は 月日 :(/+) より開始!予約期間中 $ お得。
予約オーダーは12月中で順次発送されます。Titan 2 をチェック > https://t.co/Sh5o7qIa2j pic.twitter.com/VrJk8H2JDx— UnihertzJapan (@UnihertzJapan) October 24, 2025
2020年に初代「Titan」をリリースして移行、断続的に物理QWERTY端末を世に送り出してきた同社。2022年に「Titan slim」を発表してから本シリーズは鳴りを潜めていましたが、3年の空白期間を経てようやくTitan 2が登場した形です。本機は、過去機種で問題視されていた厚さや重量、キーボードの操作感といった部分にしっかりと見直しが入った、より完成度の高い一台に仕上がっています。
Titan 2は、往年のBlackBerry Passportを彷彿とさせる筐体デザインが特徴の物理QWERTYスマホ。SoCにはMediaTek製の5G対応チップセット「Dimensity 7300」を搭載しています。2024年登場のミッドレンジ級チップではあるものの、過去機種のHelio P60/P70から比べると圧倒的な進化です。

メモリ・ストレージは12GB/512GBと余裕のある構成で、OSにはAndroid 15を採用しています。公式によれば、少なくともAndroid 17までのOSアップデートを行うとのこと。バッテリーは5050mAhと大容量で、33Wの急速充電対応です。
ディスプレイは正方形に近い4.5インチのメインスクリーン(1440×1440)に加え、背面に2インチ(410×502)のサブスクリーンを搭載します。同社のTickTockシリーズを思い起こさせる仕様。リアカメラは5000万画素広角メインに、800万画素望遠を備える2眼構成です。フロントカメラは3200万画素。

microSDには非対応ながらデュアルSIMに対応し、Unihertz製品おなじみの側面の赤いカスタマイズボタンは今回2つに増設されました。タフネスさを排除したその外観からも想像できる通り、ビジネス用途を意識した設計が伺えます。

価格は399.99ドル(約6万1149円)で、予約期間中は20ドルOFFの379.99ドル(5万8092円)で購入可能です。予約注文分については12月中に順次発送予定。
すでに実機を触ったユーザーからも、薄型軽量化+キーボード全面改良が図られたTitan 2には好意的な声が集まっています。とはいえ、235gと重ためではあります。
物理キーボード愛好家にとって、Titan 2は待望の一台となるかもしれません。今後もTitanシリーズが続いてくれることを願うばかりです。
スペック表は以下の通り。
| OS | Android 15 |
|---|---|
| SoC | MediaTek Dimensity 7300 |
| メモリ | 12GB |
| 容量 | 512GB |
| 画面 | メイン4.5型 (1440×1440)、サブ2型(410×502) |
| カメラ | 5000万画素広角+800万画素望遠 |
| インカメラ | 3200万画素 |
| 電池 | 5050mAh(33w急速充電) |
| 寸法 | 137.8 × 88.7 × 10.8 mm, 235g |
| その他 | 物理QWERTYキー、背面サブスクリーン、指紋・顔認証、赤外線ポート、FMラジオ機能 |


















