SAMSUNG が率いる Galaxy シリーズのニューフェイス、それが Galaxy Camera だ。
Galaxy シリーズと言えば、ハイエンドスマートフォンのイメージが強いが、諸外国ではローエンドからハイエンドまで、手広くカバーしている強力なブランドで Galaxy を冠するカメラなだけに、その期待度は高い。
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SAMSUNG ZOOM LENSを搭載
Galaxy Camera の発表を聞いたときに、カメラの肝となるレンズはどのメーカーのものかが少し気になっていた。結論としては SAMSUNG 謹製のレンズを使用している。
なお、日本では発売されていないが、SAMSUNG はコンデジから一眼まで、幅広いカメラを世界で展開しているだけに、特別に他社製のレンズを使うことはなかったのだろう。
カメラレンズのF値はF2.8からF5.9で光学21倍ズームが可能。光学式手ぶれ補正機構も搭載している。
絵になる姿 これはカメラだ
本体を起動させると、レンズが伸び完全にコンデジの姿となる。ストロボはホップアップ式を採用し、本体側面にあるボタンを押すと、ひょいと姿を現す。
気になるスイッチ・各種I/Oポートは?
上部には光学ズーム用のスイッチとシャッターボタン。それから電源ボタンと非常にシンプル。これだけ見ると、本当にカメラに見える。
右側面にはマイクロUSBポートとイヤホンジャック、ストラップホール。
左側面にはスピーカーとストロボをホップアップさせるスイッチのみ。
画面下部。三脚ネジがある。
ふたを開けるとバッテリースロット、SIMスロット、microSDカードスロットがある。SIMカードスロットポートと、SDカードでなくmicroSDカードのポートがあるあたり、スマホといえるだろう。
背面はフルフラット。だからこそ Android
背面には物理ボタンが一切なく、カメラ機能の操作はすべてソフトウェア上で行うことになる。シャッターボタンを押すと、カメラが起動。ギャラリーに移動すると Android のギャラリーがあるという形だ。もちろん、大きな光学レンズさえ気にしなければ Android 端末として利用することもできる。
考えられたボディ、調和するソフトウェア
カメラとしての基本的な性能は高く、ホールド感も良い。ストロボの部分が少し安っぽく見えたが、それ以外は非常に完成度の高い端末となっている。
背面の4.8インチの大型液晶で写真を撮影するときに被写体が見づらいこともない。撮影した後の確認も大画面で楽々快適といった形だ。
Galaxy Camera は非常に興味深く、サムスンの貪欲な好奇心が感じられる端末である。
今回は外見のみのレビューとなったが、ソフトウェア・作例については、また後に触れていきたい。
機材提供:EXPANSYS JAPAN