採用端末発売時期に影響は!?
注:記事は英文を元にしています。一部誤訳等がありましたらTwitter(@KuzimKeys)までお願いいたします。
SemiAccurateによると、28nm世代のチップを生産しているTSMC(台湾セミコンダクター)が28nm製造ラインを3週間ほど停止していたようです。
TSMCは世界に先駆けて28nmプロセスを導入したファウンダリ(工場)であり、現在TSMCの28nm製造ラインをNVIDIA(GeForce用コア),AMD(RADEON用コア)そして、Qualcomm(Snapdragon S4 Kraitコア)が利用しています。
どうやらTSMC 28nmの製造ラインの歩留まり(正常な製品が出来上がる確立)が非常に悪くなったようで、製造ラインの点検のため約3週間ほど製造を停止した模様です。(この問題については3月には良い方向に進んだ模様?)
停止した、ということはその間28nm世代の製品は生産されてなかったわけですので、各社28nmプロセス製品の流通量に響く可能性があります。
また、Qualcomm Snapdragon S4についてはほとんど出荷されていない状況であったとも伝えられており、これによる採用製品登場時期への影響が心配されます。
さらにTSMC 28nm世代は次世代のApple製ARMプロセッサにも利用されると噂されており、この3週間の停止により影響を受ける可能性も否定できません。
果たしてどう影響してくるのでしょうか?事態が良い方向に進むことを望むばかりです。
via SemiAccurate