ありゃー、とうとう迷子出ちゃったのか……。
Victoria Police Online News Centreによると、オーストラリアのミルデュラ市を目指して車を走らせていた人たちが、炎天下45度、水もない広大な公園に遭難するという事件が発生。遭難し、命の危険に晒された彼らの共通点は、iOS6の地図によるナビゲーションを使っていたという点です。
iOS6の地図上では、ミルデュラを検索すると、なぜか国立公園がミルデュラとして表示されていました。豪州警察によると、2ヶ月の間に6人もの人が被害に遭い、救出されているとのこと。
この国立公園は高い時には気温が45度の暑さになり、水や食糧もなく、さらに携帯電話の電波も繋がりにくい危険な場所なのだとか。中には24時間も遭難してしまった人もいるそうです。命の危険があるため、iOS6の地図を使用することについて、警察当局は注意を呼びかけていました。
これについて、報道されるとAppleはすぐに修正を行い、現在では正しい位置にミルデュラと国立公園が表示されています。とはいえここ2ヶ月間被害者が出ていたので、もう少し早く対応することができなかったのかとも思います。
農場を空港と表示するため、アイルランド国防大臣が懸念を表明し、ティム・クックCEOが謝罪するiOS6の地図。今回は実際に遭難者が出て、警察も注意を呼びかけてしまうという事件が起きてしまいました。命が惜しければおとなしくGoogle Mapを使いたいところです。