新型 Nexus7 こと Nexus7(2013)の進化のひとつに液晶ディスプレイの質が向上したことが上げられます。数値上は解像度が上がっただけに見えますが、視野角や色再現性など多くの点が改善されています。これらは実際に見ればわかるのですが、強い照明が当たる家電量販店や販売店では少しわかりづらいことがあります。
というわけで、今回わかりやすい比較を作成しました。購入を検討されている方は是非参考にしてみてください。
広くなった視野角。ただし苦手な角度もある?
まずは液晶の視野角を比較します。写真向かって左側が Nexus(2013) 右側が Nexus7(2012)となります。なお、両者とも液晶の明るさは最大で固定しています。
注意事項として、撮影状況が想定されているシチュエーションとは異なる過酷な条件で撮影しているため、結果がやや極端になっています。また、ディスプレイには個体差があるので、すべての端末が以下の結果となる保証はありません。それらを御留意ください。
若干手元でピントが合っていますが、通知領域の黒浮きの違い、色の変化の少なさがわかります。
斜めから見るとその違いは顕著にあり、黒浮や変色が少ないことがわかります。Nexus7(2012)では黒~青で表示される箇所が黄色く変色してしまっていることがわかります。
異なる角度から。こちらも変色が少なく Nexus7(2013)のディスプレイの視野角の広さがわかります。
しかし、画面を横にすると少し事態がかわります。フロントカメラを左側にした状況では、Nexus7(2013)のほうが変色が発生し視野角が狭い状態に……。
タブレットの方向を逆にすると(フロントカメラが右側になるよう配置)すると、Nexus7(2013)の方が、変色がなく視野角が広い結果となっています。
個体差なのかもしれませんが、どうやら苦手な角度があるようです。この点が少し残念ですね。
階調表示は上手になっている!
同じグラデーション画像を表示させた状態ですが、Nexus7(2013)の方がより階調の表示がなめらかになっていることがわかります。
Nexus7(2012)の液晶パネルが6ビットFRCによる疑似フルカラーであったのに対して、Nexus7(2013)の液晶パネルは8bitのフルカラー表示になっています。そのため、このような顕著な違いが出てものと予測されます。
階調の表現力の違いは、風景写真(森林や花)などの細かなディティールの表現に違いがあり、見比べると Nexus7(2013) の表現力には感嘆の息が漏れます。
以上、液晶ディスプレイのスペック表だけではわからない比較でした。これをみて Nexus7(2013)がほしくなった方はポチッといっちゃってください!