十数年前、父親と電気街で見たPalm OS搭載の腕時計がカッコよくて、忘れられないんですよね。なので腕時計型の端末には夢を抱いてしまいます。そのせいか、SONYのSmartWatch 2 SW2も衝動買いしてしまいました。発売日にオンラインで購入し、やっと届いた次第です。
電源ボタンの意匠は2013年のXPERIAと共通に。
先代MN2との比較。丸みを減らし、SW2はスクエアでクールなデザインに。時計バンドの構造も変更されました。充電端子は独自のものを廃してmicroUSBに。防水になったのも非常にうれしいところ。これまでCASIOのスマートウォッチ「G-SHOCK GB-5600AA」を愛用していたので、買い換えるなら絶対防水がよかったんですよね。
SW2の裏側にXperiaスマートフォンのNFCをタッチすれば、ワンタッチ接続はOK。一発でBluetooth接続完了です。G-SHOCKのペアリングが煩雑であったことを考えると、本当にすんなり接続できます。先にXperiaには管理アプリを入れておきましょう。
管理アプリ実行中は通知バーにその主旨が表示され、タップで管理画面を起動することができます。
管理アプリからは、SW2で動作させるアプリの追加・設定が行えます。SmartWatch MN2の資産も活かせるようで、アプリはなかなか充実しているように感じます。
標準ではTwitterの通知のみですが、簡単に、数多くのアプリを追加可能のため、様々な情報をSW2で表示することができるわけです。単なる通知だけではなく、画像の表示や、Walkmanアプリの次曲送りも可能になりますし、XPERIAのカメラをSW2から遠隔操作するなんて離れ技も。この点、単独でカメラまで内蔵してしまったGALAXY Gearと対照的です。
屋外での視認性もなかなかよく、使い物にならなかったMN2よりも格段に進化しています。時計の種類も複数選択できるのがいいですね。気分によってデジタル・アナログ・時計の針のデザインを変更するなんて、普通の時計にはできませんからね。
無いのは内蔵マイクぐらいかもしれませんね。本機は電話発信や受話動作はできるものの、マイクを内蔵していないため、鞄からスマートフォンをいちいち取り出して通話する必要があります。
スマートフォンを補助するというコンセプトで非常によく正常進化してきていると感じますし、これらの機能を盛り込んだ魅力的なガジェットを1万4800円の価格で提供し、Xperiaユーザー向けの割引キャンペーンも展開していることを考えると、よく頑張ってるなあと思います。XPERIA Z1やXPERIA Z Ultraとあわせて使っていこうと思います。