LINE株式会社は、スマートフォン用のメッセージ・通話用アプリ「LINE」から、固定電話や携帯電話に発信できる新サービス「LINE電話(LINE Call)」を開始することを発表しました。
プランは「クレジットコール」と「30日プラン」の2種類。「クレジットコール」は予め通話料をチャージしておく形で、「30日プラン」は60分の通話料を30日の有効期限付きで振り込む形で、料金を支払うことができます。
また料金は、30日プランであれば、固定電話には1分あたり2円から、携帯電話には1分あたり6.5円から通話できます。最近、とても安いといわれた競合他社のサービスでさえ、半額を謳っていましたから、それ以上の安さです。
(画像引用元:LINE)
国際電話も利用でき、日本から米国や中国への通話は1分あたり2円。国際電話といえば、1分100円からというイメージですが、驚くべき安さです。
なお、「LINE電話」から着信を受けた場合、発信元の電話番号が表示されるため、通常の電話と同じように扱うことができるとされています。ただし、日本では着信側がNTT docomoの場合、「通知不可能」「非通知」と表示されるようです。
「LINE電話」のサービス開始は3月、初期のサービスインは日本、米国、メキシコ、スペイン、タイ、フィリピンの6ヶ国とアナウンスされています。
なお、SoftBankのLINE買収に関しては、出澤剛取締役COOは明確に否定しました。
無料アプリのLINEさえあれば、事務手数料も月額基本料も不要。そしてLINEの利用者数は世界中の3億7千万人で、国際電話も破格。通常の音声通話サービスやキャリアの音声定額サービスをも不要にしてしまいかねない禁断の新サービス。スタンプの販売自由化など、攻めの姿勢を見せるLINEの今後の動向から目が離せません。
情報元:日本経済新聞, ハフィントン・ポスト, LINE 1, 2