SONYのフラッグシップモデル XPERIA Z2のディスプレイについて、(大多数のユーザーにとっては)喜ばしいニュースが飛び込んできました。
中国のフォーラム「Digi-wo」に、XPERIA Z2, Z1, Z1 Compact (Z1f)の3機種のディスプレイの見え方を比較した写真が掲載されました。
これまで、XPERIA ZやZ1は、VA液晶が搭載されてきました。これは視野角が狭く、斜めから見ると色飛びしてしまいます。
XPERIA Z2のディスプレイは、VA方式からIPS方式に変更されるとの噂がありましたが、「Digi-wo」に掲載された写真は、それを追認しています。Z2と、同じくIPS方式であることが確定しているZ1 Compactは斜めからでもそのままの色彩を保っています。Z1はやはり色が白く飛んでいますね。
視野角の問題が大きく改善されたことで、XPERIAのディスプレイで写真や動画を複数人で観るといったシチュエーションで大きく視認性が改善することになりそうです。
また、もうひとつのディスプレイに関する話題として、海外ブログ「Android Central」が伝えたところによれば、XPERIA Z2において飛散防止フィルムが廃止されたとのことです。
飛散防止フィルムは、従来のXPERIAシリーズに採用されていたものです。XPERIAのディスプレイに採用されているガラスが、万が一の場合割れてしまった時、ガラスの破片が飛散することを防止するために貼られてきました。しかしせっかく強度の高いガラスを採用しているのに、傷つきやすい飛散防止フィルムが上から貼られてしまっていては、せっかくの強化ガラスの意味がありませんでした。
それがXPERIA Z2において廃止されたとなれば、ユーザーとしては非常に嬉しい限りです。
ただし、これまでNTT docomo向けのXPERIAシリーズには、本来SONYロゴがあるはずの場所にキャリアロゴがあり、邪魔だと感じているユーザーもいるのですが、今回、飛散防止フィルムの廃止によって、キャリアロゴが直接ガラスに刻印されている可能性が高いことから、今までのように「飛散防止フィルムを剥がしてキャリアロゴを除去する」といった荒業ができない可能性が高いものと思われます。
ディスプレイ方式や飛散防止フィルム廃止など、XPERIA Z2は多くのユーザーにとって改善が進んでいることがわかりますが、一方でNTT docomo版XPERIA Z2を、キャリアロゴを剥がして使うつもりだったユーザーには少々残念かもしれませんね。
情報元:Digi-wo, Android Central 経由:XperiaBlog