GALAXY S5では、新たに指紋認証センサーがホームボタンに内蔵されました。
これにあわせて新たに搭載された「プライベートモード」という機能をオンにすると、人に見せたくないファイルを隠し、自分以外見られないようにすることができます。
通知バーを引き下ろした状態で、一番右上のボタンをタップすると、トグルスイッチ一覧が呼び出せます。
これをタップすることでプライベートモードをオンにできます。
ファイルを隠すことのできるアプリは、ギャラリー、ビデオ、ミュージック、ボイスレコーダーなど。プライベートモードを有効化した状態で、ファイルを選択し、メニューから[プライベートに移動]を選択すれば、プライベートモード無効時にそのファイルは見られないようになります。
当初、純正アプリ上で表示されないだけかと思いましたが、非純正のファイラーなどで確認したところ、ファイルの位置自体が別のどこかへ移動しているようなので、非純正の画像・動画ビューワーなどをインストールしている人でも安心です。
隠したファイルの閲覧は、プライベートモード有効化中に各アプリを開くだけ。隠したファイルのみを一元的に閲覧する場合は、「マイファイル」アプリ→ローカルストレージ→プライベートモードから。
プライベートモードの有効化のためには、指紋認証または代替パスワードの入力が必要。そのため、予め人に見せたくないファイルをプライベートに移しておけば、スマートフォンを人に見せる時や渡す時に、プライベートモードを無効化すると便利です。用途としては浮気発覚の防止や、人には見せられないいかがわしいファイルを隠す、などといったものが考えられます。
富士通はフィーチャーフォン時代にこうしたプライベートモードを実装していましたが、ARROWSにはなく、実装されたのは比較的最近のこと。ARROWSの類似機能が上回っているのは、電話帳の連絡先なども隠せるように指定できる点です。
ただSAMSUNGは指紋認証センサーの搭載と同時にここまで機能を実装しているフットワークを考えると、類似の先行機能をGALAXYが取り込んでくのも時間の問題かもしれません。より深い機能の実装は、今後のアップデートを期待したいところです。