ソニー レンズスタイルカメラって実際どうだった? QX10 レビュー

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 発表当初「これはいったい何なんだ」と話題を呼んだレンズスタイルカメラ。インパクトはあったものの実際に使っている方を見かけることは少なく、話題性も下火になりつつありました。ところが IFA 2014 で QX シリーズの新モデルが発表されるという噂が上がり再び注目が集まっているので、長期利用レビューを掲載します。

QX10の写真はスマートフォンと比べると綺麗

 スマートフォンのカメラの高画質化により誰でも簡単に綺麗な写真が撮られるようになりました。直接的に影響を受けたのがコンパクト機(コンデジ)で、市場の規模は縮小し投入されるモデルは高級モデルに絞られる傾向にあります。そんな市場に「コンデジ並の性能を備え」「スマートフォンから撮影可能」なレンズスタイルカメラが登場しました。

 スマートフォンのカメラと大きく異なるのはセンサーサイズと光学ズームの有無です。センサーサイズは一般的に大きければ大きいほど良いもので、iPhone 5s では 1/3 サイズのCMOSセンサー QX10は 1/2.3 型のCMOSセンサー QX100 は 1.0 型のCMOSセンサーを搭載しており、順番にハイエンド機の QX100 が一番大きなセンサーを搭載しています。

 また、光学ズームはデジタルズームと比べ画質的に優位でQX10は10倍・QX100は3.6倍の光学ズームレンズを搭載しています。

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QX10での光学ズームの一例。赤く囲われた部分を光学ズームで撮影するとこうなります。

 撮影される写真の綺麗さは撮影者の腕前に大きく依存しますが、レンズスタイルカメラの方が写真を綺麗に撮影できるだけのポテンシャルを秘めています。

QX10 の作例

 QX10 の作例を紹介します(Flickrへのリンクになっています)

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QX100 の作例

 QX100 をお持ちの方にお借りして撮影したものです。1型センサーとZEISSのレンズということもあり綺麗なボケ味がとても良いです。

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「撮りたいものをすぐに撮る」だけが写真の楽しみではない 

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 QX シリーズが販売された直後のレビューは散々で「被写体を見つけて撮影をするまでの待ち時間が苦痛である」というものが大部分を占めていました。その主張は正しいと思います。ただ、発売されてから何度かのファームウェアアップデートが行われ「苦痛」を感じるほどの待ち時間はなくなりました。

 瞬間的に写真を撮影したいのであれば、スマートフォンのカメラを使えば良いと思います。少し使えばQXシリーズはレスポンスの悪さから瞬間的な撮影には不向きであると気がつきます。

 セルフィー、物取り、アングルは多種多様

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 QX シリーズの楽しさはファインダーを独立した形でスマートフォンから確認できることにありました。本体もコンパクトで機動性が高く、従来のカメラでは撮影が難しかったアングルも、大画面のスマートフォンで確認しながら撮影が可能です。被写体は動くものだけではありません。静止物をじっくりと撮影する楽しみがありました。

 筆者はポートレートよりも物取りをする機会が多く、QX10 の機動性の高さを利用して面白い構図の写真をたくさん撮影してきました。噂の QX30 は性能面でどのような変化が見られるのでしょうか。期待が高まっています。

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