2014年グッドデザイン賞を、多数のスマートフォン・タブレットが受賞しました。グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、50年の歴史を持つ産業デザインの奨励制度です。特に快挙なのが、LGのフラッグシップモデルG3で、こちらはあらゆる製品を総合したベスト100に選出されています。
世界初のレーザーAFカメラや、狭額縁とメタリックデザイン。これらのハードウェアに、美しいディスプレイとソフトウェアがマッチしている点が審査員から高い評価を得ています。ただしグローバルモデルであり、同一モデルは国内に投入されていません。G3をベースとしたモデルをKDDIがisai FL LGL24として投入していますが、レーザーAF・光学手ブレ補正が除去され、ベゼルも太く、筐体もプラスチック製に変更されるなど、その面影は薄いものとなっています。
総合BEST100としては、SONYの医療用ヘッドマウントディスプレイシステムHMI-3000MTや、レンズスタイルカメラ(DSC-QX100 / QX30 / QX10, ILCE-QX1)、BRAVIA X9500B、4K超短焦点プロジェクターLSPX-W1が選出。
さらにBEST100ではないものの、スマートフォンとしてはXPERIA Z2, XPERIA A2が受賞しました。XPERIA Z2はCES2014で発表されたSONYのフラッグシップモデル。XPERIA A2は、SO-04Fの型番でNTT docomo向けに供給された2014年夏商戦用の普及モデル。
タブレットとしてはXPERIA Z2 Tabletが受賞。なお、この端末は欧州でEISA EUROPEAN TABLET 2014-2015を受賞するなど、海外でもその高いデザイン性の評価された機種です。
その他の受賞は、LG G Flex、富士通のらくらくスマートフォン3 F-06F、XiaomiのRedMi / Mi3、SamsungのGALAXY S5、GALAXY Core Advance、GALAXY K zoom、GALAXY Tab S 10.5 & 8.4、AcerのLiquid Jade、ASUSのFonePad FE375/FE380、MemoPad 7 ME572Cとなっています。