信仰する宗教が変わったら、スマホで警察に登録することのできる、便利な時代になりました。
中国雲南省で警察業務のスマホサービスが開始されたと、中国雲南省昆明市の広報アカウント「春城微提示」が伝えました。
「警察業務?通報は電話をかければいいし、せいぜい免許証くらいしか用事ないぞ」と思うかもしれません。しかし中国では、戸籍、住民票、パスポート、これら全部が公安部の主管する警察業務です。日本だと戸籍は法務省、住民票は総務省、パスポートは外務省の主管で、窓口は各自治体となっているので、この点からして驚きですね。
春城微提示によれば、雲南省公安庁が研究開発した「互联网(インターネット)+公安政务服务(警察政務サービス)」プラットホーム(WeChat版)が、昨年末から運用が開始されました。
このプラットホームでは、警察への問い合わせ、住民サービス、事務手続きサービスなど27種類の機能があり、証明書の発給、通報、出国などの警察サービスについて、インターネットでの問い合わせ、予約、手続きが可能になったとのことです。
警察の所管するサービスが多いことから、窓口業務をスマートフォンアプリ化することで、効率化を図れるというわけですね。
ちなみに警察に申告する住民登録情報は、氏名、性別、本籍地、職業などは日本の巡回連絡と同じようなものですが、「身長」「宗教信仰」なる項目まで存在するとのこと。なんだか単なる住民管理というよりも、「公共の秩序安寧の維持」という目的を感じさせますね。
編集部雑感:日本で例えるなら、LINEで警察に信仰宗教を申請すると、LINEから各種住民サービスを利用できるといったところか? |