仮想通貨NEMが流出した問題について、コインチェック社が本日、記者会見を開催しました。
NEMの流出経路について。5社のセキュリティ企業に調査を依頼。それによると外部の攻撃者がコインチェック内部のPCに、フィッシングメールを送りつけマルウェアを感染。ここから社内のネットワークに侵入。NEMの秘密鍵を入手し不正送金を行った、と説明しています。
この1ヶ月間、セキュリティ対策を実施。金融セキュリティのシステム会社が協力。ネットワーク・サーバーの再構築やコールドウォレット管理の徹底、従業員のPCは全て買い換えなど、新しい体制を構築。これに合わせて経営体制も見直し。和田社長の進退については明確な回答はありませんでした。
NEM保有者は26万人居たとのこと。NEMの日本円での補償は目処がついたため、来週ホームページ上にて告知するとしています。補償のNEMはコインチェックの各ユーザーの口座内に日本円で入金するとのこと。質疑応答における和田社長の回答では、時期は、来週にアカウントに反映というニュアンスでした。
アルトコインの取引については安全性が確認できた銘柄から順次再開するとしています。
金融庁からの業務改善命令や監督を受け、仮想通貨交換業社の登録への取り組みを継続。今後も事業継続に向けて着々と準備を進めているようです。