LINEの仮想通貨取引所、取扱通貨は30種以上
株式会社LINEは、仮想通貨取引所「BITBOX」を7月より開始すると発表しました。
取扱通貨はBitcoinやBitcoin Cash、Ethereum、Litecoinなど30種類以上。法定通貨による仮想通貨の売買はできず、仮想通貨の交換のみを行える取引所であるとしています。売買時のスプレッドは0.1%。オープンから1か月間、新規ユーザーは取引手数料が無料となるキャンペーンを実施予定。
ただし日本人は利用できず
LINEとLVC株式会社の両社傘下であるシンガポールのLINE Tech Plus 株式会社を通して、グローバルで提供します。
一方で、対応言語は日本語以外の15言語に対応。日本と米国は非対応。。海外居住の日本人に対してもサービス提供せず、非対象ユーザーはIPアドレスなどから利用を制限するとしています。
日本で展開しないのは、金融庁の認可が降りなかった可能性もありそうですね。
LINEトークンエコノミー
コインテレグラフが報じるところによれば、LINEの出澤剛社長は「LINE CONFERENCE 2018」において、仮想通貨取引所とは別に、ブロックチェーンを活用した「LINEトークンエコノミー」構想についても言及。
インターネットでは、ユーザーが受益者であると同時にコンテンツの生産者なっています。ここに適切な報酬を還元する仕組みとして、LINE独自のトークンや、分散型アプリ(DApps)を利用できるようにしようという構想を考えているそうです。
LINEは様々なサービスを展開しています。これら経済圏にブロックチェーン・独自トークンを組み込むという話なので、何気にこちらの方が日本人にとっては重要かもしれませんね。
仮想通貨・ブロックチェーンに取り組むLINE
LINEは、子会社「Unblock」や「LINEブロックチェーンラボ」を設立、仮想通貨・ブロックチェーンの活用に取り組んでいます。今後の展開が楽しみですね。
LINEの他には、Yahoo!も仮想通貨取引所に参入予定です。