米Qualcomm Incorporatedは、Snapdragon 850モバイルコンピューティングプラットフォームを発表しました。
本SoCは常時接続のWindows 10のAlways Connected PCを念頭に置いたSoC。X20 LTEモデムを内蔵し、下り最大1.2Gbpsの高速通信が可能となっています。Always Connected PCは、インターネットへの常時接続するモバイルPCを目指し、スマホさながらの通知や同期を実現。理論値最大25時間の連続使用をサポートするとしています。
CPUは、2.96GHz駆動のKryo 385オクタコアで、製造プロセスは10nm。現在のPC向けの14nmよりも微細化されており、CPUの配線が短く電気抵抗も小さくなるので、理論上は発熱量が抑えられるため、よりファンレス設計を用いやすくなります。
GPUはAdreno 630、DSPはHexagon 685、イメージシグナルプロセッサにはSpectra 280を搭載します。
また、サムスンがS850搭載のWindowsデバイスを投入することも明らかとなりました。SamsungはかつてはATIV、現在はGalaxyブランドに置いて、Windowsデバイスを投入しています。
QualcommはAR/VR向けにもSnapdragonをリリースしています。