Samsungのフラッグシップスマートフォン、Galaxy S10+が発売して5ヶ月ほど経ちました。
Galaxy S10+から搭載されたトリプルレンズでは、それぞれで全く違った写真を撮ることができます。人の視野角とほぼ同じ123°の超広角レンズで全景を収めるか、F値可変の広角レンズで昼夜問わない写真を撮影するか、望遠レンズで遠くのものを収めるか……さらにAIによるシーン判別機能も強化され、ナイトモードや特殊なライブフォーカスにも対応、その撮り方は無限大です!
Galaxy S10+で撮影した写真について、各項目をレビューしていきたいと思います。
Galaxy S10+のカメラ 良いところ
朝日を撮影しました。この作例では、広角と望遠がいい感じの色してるなあ、って感じですね。
どれもディテールがしっかりしているように見えますが、この画角では個人的に望遠が好みです。
特に以下の3枚から、超広角の絶大な威力を感じられます。
AIによるシーン判別機能により色合いもよく、とてもおいしそうに写っています。
しかし、食べ物に向けてもシーン判別機能がうまく作動しないこともあるので、ちょっと注意が必要ですね。
高解像度で細部まで描写され、毛並みまではっきりと写っていることが確認できます。シーン判別機能により色合いもしっかりしています。
ただ、やはり遠くからとなると粗さも目立ちます。当然といえば当然ですが、光学2倍ズームでは限界もあるでしょう。このあたりは将来の改善に期待です。
Galaxy S10シリーズなら、このような、背景が白黒になり被写体が浮き出るようなポートレート写真を撮ったり、撮影後にぼかし具合やぼかし方を調整することができます。
筆者と背後の壁が離れているので、しっかりと背景だけをボケさせることができています。
アップデートで追加されたナイトモードを使用すると、このような写真が簡単に撮影可能。三脚なしの手持ちですが、そこそこ明るく撮影できました。非常に「映え」な写真です。
HDR10+の動画撮影に対応したGalaxy S10シリーズでは、非常にきれいな色合いで動画を撮影することが可能。また、動画の手振れ補正機能も充実しており、酔いにくい快適な動画撮影ができます。どれもまるでジンバルを用いて撮影したような仕上がりです。
以下、HDR10+非対応機種で見ると若干暗いかもしれません。
以下、撮影者がジンバル無しで走っているとは思えないほど滑らかに撮影できています。
これらの動画は通常の手ブレ補正で撮影したもの。スーパー手振れ補正を有効化すると、さらにブレないようにできます。(今回はいい素材が見当たらず)
Galaxy S10+のカメラ 悪いところ
プロモード
一番の問題点は、プロモードで動画が撮れなくなったことです。
OneUIになる前の、Galaxy Experienceの頃はシャッタースピードやISO感度をいじって動画を撮影することが出来ましたので、これは手痛いポイント。自分で調整して撮りたいシーンもあるので、撮れるようにしてほしいものです。以下、Galaxy S8のプロモードで撮った花火。
プロモードは、設定できるISO感度の範囲が狭いと感じます。もっと高いISO感度を設定できるようにしてほしいです。
ハイパーラプス
ハイパーラプスの時の画角が狭いのは少し痛いですね。常に望遠と同等の画角になるとなるとちょっと使いにくいです。せっかく超広角とかのレンズあるんだからそれで撮らせてくれてもいいと思います。
以下のラプスはNote8で撮影したものですが、S10も画角は一緒なんですよね。もうちょっと広くしてほしいです。
ポートレート
背景を白黒にして被写体を目立たせるポートレートモード。しかし、被写体周辺部から背景の色を落としきる処理にまだ改善の余地があるほか、以下の写真の場合、左上のドアの色を残してしまっているなど、甘い点もあります。
以上、Galaxyのカメラの不満点でした。
まとめ
全体的に満足のいく写真がたくさん撮れました。ところどころで微妙だと感じる部分はありましたが、全体の満足度はその不満点を上回るものでした。
皆さんもぜひ、Galaxy S10シリーズの購入を検討してみてほしいです。また、Galaxy Note10シリーズと同等のカメラ機能もアップデートで追加される予定ですので、期待しましょう。
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