「全スマホの電池が着脱式に変更」EUが法律で強制か? すまほん!!

 欧州連合(EU)では、AppleのiPhoneにLightning端子を廃止させる法案を起草していますが、また新たな動きが出てきました。

 EUの政策執行機関である欧州委員会は、消費者により長い期間電子機器を利用できるようにするため、電子機器に交換可能なバッテリーを強制する法案を検討しているようです。オランダメディアHet Financieele Dagbladによる文書のリーク報道をソースに、tweakers、XDA、Techradarなど海外メディアが伝えました。

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 欧州委員会の計画では携帯電話、タブレット、ワイヤレスイヤホンなどの電子機器のバッテリーを簡単に交換できる必要があるとのこと。今やスマートフォンを始めとして、大部分の機器は取り外し不可能なバッテリーに変更されています。

 欧州委員会はこの計画を3月中旬に提出したいと考えているとのこと。

 これはリサイクル、原材料再利用、持続可能な生産を促進するための広範な計画の一部とのこと。メーカーに修理しやすさ、より長い保証期間、修理のための文書に容易にアクセスできるよう求めるといいます。さらにソフトウェア更新がなされないことによって機器が廃棄されることを防ぎたいとも。

 iPhoneに限らず、ほとんどのスマホが電池着脱不可となっている現状、27ヶ国が加盟するEUの市場は決して小さくないので、もし立法化されれば多くのメーカーが対応を強いられることになります。筐体基本構造は世界共通の機種も多いことから、欧州に合わせて電池着脱式のフォームファクタを採用する動きも想定できますね。

 電池着脱不可にすることでメーカーは機種を防水仕様にしやすいですが、もしそれが禁じられると、防水を捨てるメーカーや、別の方法で防水を実装するメーカーも出てくるでしょう。懐かしの「蓋の防水パッキン」を再び見る日が来るのかも?

(初期ロットのみ防水対応だったHTC J

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 昔はバッテリー着脱可能な機種が大半だったので、予備電池を買っておき、電池単体でも充電しておき、電池をポケットに忍ばせておけば、モバイルバッテリーいらず。電池がヘタっても新調すればよかったので、あれはあれで便利でした。

 なお、法律の審議・議会通過・施行までには時間がかかるので、今年中のスマホには影響が出ないものと考えられます。本件を伝えたTechradarは、2021年のGalaxy S21やiPhone 13にも影響はないだろうと推測しています。