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発熱者をサクサク通報。中国5G設備が新型肺炎で大活躍!

 中国各地で通常業務の再開が進んでいますが、ここでも5G通信網が公衆衛生管理面で威力を発揮しているようです。中国新聞網(中国国営通信社)2月29日成都電よりご紹介します。

 経済活動再開となると、交通機関、工場、ショッピングモールなどで人の流動が活発となりますが、生産生活水準を保ちつつも、防疫管理を高める必要があり、四川省都・成都市では、多くの公共施設で5G技術搭載の新設備が投入されているとのこと。

 成都武侯区のイトーヨーカ堂双楠店では、流動人数の最も多い正門に、体温測定システムを配置。このシステムはサーモグラフィカメラにより、通行人の額の温度を測定し、人混みの中から体温が37.3度以上の人を自動測定し、音声とランプにより警報を出すというもの。

 客は正門から入り、短い通路を通るだけで体温測定が完了するそうです。これにより体温測定の手間を省き、店員は客の手を消毒させ、マスクをつけるよう注意喚起するだけで済むようになった上に、感染リスクを低減させることができているとか。

 同店に設置されている体温測定システムは、通路、サーモグラフィカメラ、顔面識別モニター、待合室によって構成されており、もし体温が高すぎる客がいれば、システムにより店員へ警報を出し、客を待合室へ移動させるとのこと。

 同店秩序科主管は、「客は室外から入ってきているので、体温異常の原因は様々な可能性がある。もしシステムの警報があれば、機械と人の手によって確認し、入店者が健康であることを保証している」と説明しています。

 また、成都電信5G応用推進弁公室の経理(マネージャー)によると、この体温測定警報システムは、クラウドコンピューティングシステムが導入されており、5Gネットワークにより、人工知能、生物識別、サーモグラフィ等の技術手段から、「システムの検温誤差は0.3度以下、高速で人混みの中から体温が37.3度以上の人間を検出し、同時にAI顔面識別技術によって身分を識別。警報を出すと同時に、情報をクラウドプラットフォームで処理し、地区の政府防疫管理部門に報告できます」とのこと。

 中国では防犯目的で顔面識別機能付きのカメラが警察当局によってあちこちに設置されて、身分証管理と紐付いているため「誰がいつどこにいたか」を警察が把握できるようになっていますが、その技術が応用されたわけですね。

 同店舗では他にも消毒・清掃ロボットが導入されており、前出成都電信の担当者によれば、このロボットはSLAM技術と高精度フラッシュレーダー、3D視覚と超音波センサーが搭載されており、店員はスイッチを入れるだけでロボットが自動的に測位、ナビゲートし、消毒・清掃を実施するとのこと。

 「防疫」と「業務再開」の両立には、5G技術による無人運転、遠隔勤務、監視システムが威力を発揮し、新たなサービス方式を構築する必要がある。5Gが「防疫」のなかで果たす重要な役割は、5G技術の発展にともない、今後の5G或いはそれに派生する多くの場面で、生活と仕事により多くの便利をもたらすだろうと、中国新聞網は記事を〆ています。 

 日本の新型コロナウイルス対策は、中国と比べると「何もやっていない」も同然のように語られることもありますが、商業施設に顔面身分識別システムを設置とかは、ちょっと制度的にも真似できないですね。

 ハイテクと権限が無限な公的機関が合わさった、いかにも「現代中国」らしいお話でした。

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