中東のお金持ち国家であるドバイは、同国をメタバースの世界的ハブとすることを構想する「ドバイ・メタバース戦略」を発表。新しい取り組みに投資し、デジタル変換と未来技術の採用を推進する人材を強化していく方針を公表しました。
同国は、メタバースにおける不動産売買は2021年、5億ドルを超えていると説明。この(フワフワしたワード)メタバースが様々な経済機会を提供するとしています。
今回された戦略では、具体的にはブロックチェーンとメタバースの分野で1000社以上の企業誘致を目指すとのこと。2030年までに4万人以上の「バーチャルジョブ」を生み出す計画の一環であるそうです。
これだけ聞くと「お金儲けの方」のメタバースを見ている雰囲気ですが、ドバイはちゃんとVR/ARの重要性も強調。現時点で、6700人規模の雇用と5億ドル規模の経済貢献をドバイにもたらしているとし、今後その規模は拡大していくと明言しました。
色々と定義で揉めているメタバースですが、ドバイはその一例として、「セカンドライフ」を例示し(なんか古いですね……)、2021年の世界のGDPに6億5000万ドル以上貢献したとしています。あとは、「ザ・サンドボックス」っていうゲームにも触れてますよ。え、知らない? 最近話題のWeb3関連メタバースですよ。
少しツッコミどころもある感じですが、お金が大きく動きそうな雰囲気なのも事実。ここから面白いコンテンツやデバイスなんかが出てくるといいですね。