LGは8月31日に、世界初を謳う、曲げることが可能な42インチ有機ELディスプレイ、「LG OLED Flex」を発表しました。
同製品の魅力は何と言っても自在な湾曲度合いの変更が可能な点。通常の液晶ディスプレイなどであれば、フラットなものか最初から湾曲しているものかを選ばなくてはなりませんが、LG OLED Flexはフラットから900Rまで、20段階に調節可能。
なお、一般的な湾曲ディスプレイは1500R程度。ここでの数値は半径がN㎜の円の外周に沿った形でカーブしていることを示すため、小さければ小さいほど大きく曲がっていることになります。自分に合った曲率に設定することができそうです。
曲率の操作以外の一般的なエルゴノミクス(調節機能)は、上下方向の傾きであるチルトと140mm調整可能なスライドのみ。このディスプレイを縦に使うことはまずありえないでしょうから、画面の回転を行うスイベル機能が用意されてないのは妥当ではあります。
これほど高機能なディスプレイであるために、ゲームや利便性を向上させる機能も用意。32インチおよび27インチ相当に縮小する機能や、アプリのショートカットを出す機能、独自のサウンド設定やイコライザ、Dolby Atmosなど音声周りも充実。もちろんゲーミングなライティングも備えます。
正式発表日や価格などは未定で、ベルリンで9月2日より行われるIFA 2022に出展予定であるとのこと。LGは「テーブル型」と称する卓上空気清浄機にワイヤレス充電器と照明を組み合わせた「PuriCare Objet Collection Aero Furniture」も発表しており、実用性はともかく魅力的なデバイスを複数発表しており、非常にワクワクしています。