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噂:次期Surface Proシリーズ、ついにArmベースSoCに変更?

 n度目の正直か、いつものずっこけか……?

 間もなくの発表が見込まれるMicrosoftのタブレットPC「Surface Pro 9」では、搭載するCPUによって大きく二種類のモデルが用意されるようです。

 高いリーク精度を誇るRoland Quandt氏が述べたところによると、Surface Pro 9はCPUに「Microsoft SQ3」を搭載するモデル存在するとのこと。現行のSurface Pro 8はIntelの第11世代Coreシリーズ(UP3)を搭載しているため、ArmベースのMicrosoft SQを採用するモデルが登場するのは驚き。

 Microsoft SQシリーズは、MicrosoftとQualcommが提携して開発しているArm(Snapdragon)ベースのSoCで、これまでリリースされたのはSnapdragon 8cx(Gen1)をベースとしたMicrosoft SQ1と、そこから改良を施したSQ2のみ。

ノートPC向けのQualcomm製SoC、Snapdragon 8cxシリーズ

 Apple Silicon搭載のMacにも同じことが言えますが、ArmベースのSoCを乗せたデバイスは、Intel/AMD製CPUを搭載するノートPCと比較し、通信安定性や長い駆動時間、また少ない発熱が魅力。

 実際Microsoftは何度かArmベースのWindows端末の普及に注力していましたが、互換性の問題や性能の割に高すぎる価格などが敗因でこれまで鳴かず飛ばず。

 しかし、以前はアーキテクチャの違いを理由に、既存の64bitアプリケーションは動作しませんでしたが、Windows 11ではApple Silicon搭載Mac同様に既存のアプリケーションをおおむねカバー。Microsoft以外もHPやLenovoなどがArm版WindowsノートPCを販売しており、普及の兆しも見えます。

 なお、Phone Arenaによると、Surfaceファミリーで唯一ArmベースSoCを搭載していた「Surface Pro X」シリーズは廃止されるとのこと。事実上、Surface Pro 9への統合となります。

 加えて、Surface Pro 9はこれまで通りIntel版も用意されるようで、第12世代CoreシリーズのCPUのうち、パワフルな処理性能が魅力なPシリーズを採用するようです。シェアもそのまま動くアプリも少ないWindows on Armデバイスしか選べなくなる、ということはなさそうです。

 一方、Surface Pro 9シリーズは先代から本体そのものの変更はあまりないようで、現行Surface Pro 8シリーズおよびSurface Pro Xは専用キーボードの互換性も。現行のSurface Pro Xの名称がSurface Pro 9になって少しわかりづらくなるだけ、ということもありそうです。

 Microsoftは、10月12日より開催予定のMicrosoft Ignite 2022にて、Windowsの次期メジャーアップデートである「Windows 11 バージョン 22H2」など発表する見込みであるため、Surface Pro 9シリーズも同時に発表される可能性は高そうです。

情報元Phone Arena
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