2023年に発売予定の、メタバースプラットフォーム「Somnium Space」が開発に携わる(!)PC向けVRヘッドセット「Somnium VR1」が注目を集めています。
同ヘッドセットは、チェコのVRヘッドセットメーカーVRgineersと、同プラットフォームが共同で開発を進めるデバイスです。ディスプレイは液晶で解像度は2880 × 2880。水平方向視野角は120度、垂直方向視野角は100度。
アイトラッキングや、ハンドトラッキングにも対応し、PCとワイヤレスで接続します(有線接続にも対応)。
デバイス本体はモジュラー式で、必要に応じて追加パーツを取り付け可能。WiFi6やMR機能などを後付けできます。パーツ類は、Prusa(3Dプリンター)のWebサイトからダウンロードするほか、センサー、レンズなどを販売するらしいですよ。
「Somnium Space」とVRgineersは、PCVR版とヘッドセット本体のみで使用できるスタンドアロン版を開発中。ただ現在は、PC向けバージョンの展開を優先するそうです。スタンドアロン版の詳細は後日発表するとのこと。
せっかくなら同時リリースを期待したいところですが、現実的考えると一つに絞って開発する方が遅れも減りそうな予感です。割といい判断じゃないでしょうか。
ちなみに「Somnium Space」ですが、これはブロックチェーン上に構築されたVRプラットフォームです。独自の分散型NFTベースの経済上で、ユーザーは自由にデジタルアイテムを所有、取引、交換できるらしいですよ。要はWeb3的なメタバースですね。