海外メディア「ブルームバーグ」の記者マーク・ガーマン氏は10月22日、自身のメールマガジンでアップルが近日中に「Mac」のラインナップを刷新する一方、「iPad」の新型登場はさらに先になると伝えました。
同氏によるとアップルは2024年3月にiPad(いわゆる無印モデル)のマイナーアップデートを予定しているほか、発売時期は未定ながら「iPad mini」と「iPad Pro」の新型モデルも開発中とのこと。無印モデルのiPadは2019年以降、秋の発表が続いていましたが、2023年は残念ながら発表なしで終わりそうです。
発表時期をずらす理由について同氏は特に触れていませんが、iPadはこれまで春に発表されたケースも複数あることから、本来の発表時期に戻すだけという見方もできるかもしれません。
一方、冒頭でも触れたようにMacの方は動きが活発です。前述のメールマガジンでマーク・ガーマン記者は、10月末に新しいMacが発表される可能性があると言及。刷新の対象となるのは「MacBook Pro」と「iMac」で、既に両機種は小売店への供給が不足していると伝えています。
現行のiMacは10月24日現在、発売からおよそ2年半が経過しており、より安価な「MacBook Air」や「Mac mini」ですら「M2」世代のチップへ移行するなか、唯一更新されることなく「M1」チップのまま通してきました。
同氏は新型のiMacやMacBook Proに搭載されるチップについて具体的な言及はしていませんが、少なくともMacBook Proに関しては、現行品のチップ(M2シリーズ)よりも新しいチップ(「M3(仮)」)が搭載されるとみて良さそうです。
対するiMacは、MacBook Proと違いプロ向けの製品ではないため、あえてM2世代のチップを搭載して価格を抑えてくる可能性も否定できません。
マーク・ガーマン記者によると新型Macの発表は10月30日または10月31日(いずれも現地時間)。
Appleは10月31日に新製品発表を告知しており、答え合わせはもう間もなくです。