Xiaomiは、3月28日未明、国際版Xiaomi 14 Ultraにソフトウェアアップデートを実施しました。筆者は早速適用して使ってきましたが、これが最高の神アプデでした。
Xiaomi 14 Ultraの素晴らしい点はいくつもありますが、その中の一つがカメラグリップ(Photography Kit)の存在です。本体にカメラグリップを合体。シャッターボタンからすぐにカメラを呼び出せて、ズーム、露出補正などを物理調節できます。日常の撮影が便利で楽しくて仕方ありません。神ツールです。
Xiaomi 14 Ultra カメラグリップ神。可変絞り制御も可能 pic.twitter.com/sqSaPBAVZQ
— すまほん!! (@sm_hn) March 20, 2024
ところがこのカメラグリップ、しょっちゅう反応しなくなります。カメラシャッターボタンからすぐにカメラを起動できたり、できなかったりします。いざというときに接続が切れているので、使い物になりません。
一応コンセプト上は「モバイルバッテリーとしても使えるカメラグリップ」のはずで、「本体が80%以上電池残量があれば、カメラグリップからの充電は停止する」という項目も存在しています。
ただ制御がおかしいので、そんな理想通りには全くなっていません。カメラグリップからの充電停止設定を無視して「とにかくどんな状況でもカメラグリップ側の電池を空にしてでも本体に充電する」という仕様になっている上、カメラグリップ側の電池残量が少なくても本来は動作するはずが、動作しないという、本当にわけがわからない周辺機器となっていたのです。コンセプトだけはすごく良いのですが……。
そんななか、3月28日に降ってきたアップデートは、応急処置的なものです。相変わらず「80%閾値に充電可否決定」の設定項目は壊れて無意味なままですが、「カメラグリップからの充電」自体をオフにする上位設定が新たに登場しています。
10日間ほど使っているわけですが、「グリップ充電保護をオフにした状態、且つ、カメラグリップから充電をオフにした状態」の場合、画面消灯時などからのカメラグリップ側シャッターボタンからのカメラ即時起動・カメラグリップからの操作は、100%成功しています。
ただし、たった一度だけ接続に失敗して操作できなかったことがありました。それは「グリップ充電保護をオンにした状態、且つ、カメラグリップから充電をオフにした状態」でした。
まとめると、初期ファームには重大な問題があったが、応急処置の施された最新ファームでは、カメラグリップ側電池からの給電を一切諦める設定にしておけば、カメラグリップから正常に操作できるということです。
まだ完璧な修正ではありませんが、筆者は満足して利用できています。利用者や購入検討者の参考になれば幸いです。