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PC向けVRデバイス「Somnium VR1」。モジュール式でハンドトラッキング用パーツなど装着可

 メタバース企業、Somnium Space社のPC向けVRデバイス「Somnium VR1」の予約受付が一部開始しました。価格は約1900ユーロ(約32万円)から。

 記事執筆時点では、「Somnium VR1」は8つのバリエーションを展開することを告知しています。

 Somnium Space社は元々、同名のメタバースプラットフォームを手掛けていた企業です。2021年にハードウェア領域への参入を発表し「Somnium VR1」を披露。そこから約3年でリリースまで到達した形です。

 デバイスの開発は、Somnium Space社と軍用のXRデバイスなどで有名なVRgineers社が、共同で実施しています。

「Somnium VR1」のディスプレイはQLEDで、解像度の方は片目2880×2880。リフレッシュレートは最大144Hzでローカルディミングにも対応します。非球面レンズを搭載し、視野角は水平130度、垂直105度です。

 ちなみにトラッキングは「SteamVR」を活用する方式なので、使用するにはベースステーションが必須です。

 「Somnium VR1」は、使用用途に応じた換装(モジュラー)システムを実装しているのも特徴。

 オプションパーツを装着すると、パーツに応じて、ハンドトラッキングやMR用のパススルー(周辺を確認する機能)などを「追加」できます。この辺の仕様があるので、8つもバリエーションがあるワケです。

 Meta QuestやPICOシリーズといった一体型VRデバイスが主流の昨今、「Somnium VR1」のようなPCにフォーカスしたデバイスは、逆に珍しいですね。VRのヘビーユーザーはPCと接続してデバイスを使用する人が多いので、意外と「Somnium VR1」の需要は少なくない……かもしれません。とりあえずは、国内展開の詳報を早く出してほしいところですね。

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