GEEKOMよりコスパ最強のミニPC、GEEKOM A6を提供していただきました。レビューしていきます。
外観
正面から紹介していきます。正面にはUSB Type-Aポートが2つとイヤホンジャック、電源ボタンがあります。ちゃんと正面にボタンがあるので押しやすいですね。
左側面をチェックしていきます。左側面にはSDカードスロットを搭載。
背面をチェックしていきます。背面には主要ポートが集結しています。左から電源、HDMI、USB Type-C(USB4対応)、Ethernetポート(2.5GBASE-T対応)、USB Type-A(USB 3.2 Gen2、USB 2.0がそれぞれ1口ずつ)、HDMI、USB Type-C(USB 3.2 Gen2)と小さいボディながらも困らないポート数です。
右側面には特に端子やケンジントンロックがあるわけではないです。
以前紹介したGEEKOM A8 Maxと比較すると一回り小さいことがわかります。
重ねてみるとよりわかりやすいですね。ものすごくコンパクトなことがわかります。
内容物は電源アダプタ(3ピン)とHDMI、VESAマウントプレートが同梱されています。
電源はいつもどおり、3ピン変換を用意しておいたほうが良いです。
サンワサプライ(Sanwa Supply) 3P→2P変換アダプタ アースコード付き ブラック TAP-AD8BK
起動
電源を入れて起動していきます。本製品はDP Altモードに対応しており、USB Type-Cからポータブルモニターへケーブル1本で電源供給と映像出力が完結します。PC本体に電源を供給してしまえば、USB Type-C接続できるポータブルモニターを電源レスで運用できます。
CPUはZen3+世代で6nmのプロセスルールが採用されたAMD Ryzen 7 6800Hを搭載。8コア16スレッド、クロック周波数は最大4.7GHzまで上がります。L1キャッシュが512KB、L2キャッシュが4MB、L3キャッシュは16MB搭載しています。他社製品ではDELLやASUSのノートPCなどに搭載されていたものです。
リリースされたのは2022年頃なので、ちょっと古いんじゃないか?と思いましたが、普通に使えるレベルです。
GPUはCPU内蔵のもので、Radeon 680Mが搭載されています。
SSDはKingston製の1TBが採用されています。PCIexpress 4×4で接続されているので非常に高速です。また、こちら換装も可能です。
CrystalDiskMarkで速度をチェックしました。Readは高速なものの、Writeではやや劣る印象でした。
ネットワークをチェック。有線ネットワークは2.5GBASE-Tに対応しており、非常に高速な通信を行えます。こちらは原神をインストールしたときですが、265MB/s(約2Gbps超え)を記録しました。大容量ゲームも爆速で落とすことができます。
コントローラーはRealtek Gaming 2.5GbE Family Controllerが搭載されています。また無線LANはMediaTekのMT7922が搭載されており、Wi-Fi 6Eに対応していることがわかります。
OSはWindows 11 Proを搭載。ミニPCで問題になるライセンス問題ですが、本機種はしっかりOEMライセンスを使用しており、問題なし。今のところ、GEEKOMは3台レビューしましたが、すべてOEMライセンスで信用できる会社です。
映像は4K 120Hz HDRの表示を確認しました。ホームページにはHDMI 2.0と記載がありますが、おそらく2.1対応しているかと思います。
ベンチマーク
今回も有名どころを一式検証してみました。
3DMARK
3DMARKの結果は2100と平均より低い結果に。以前紹介したRyzen 9 8945HSを搭載したA8 Maxと比較すると大きく差を開けられた印象です。
CINEBENCH 2024
シングルコアで90ポイント、マルチコアで683ポイントでした。話題のApple Siliconは差をつけられたものの、9世代のi9シリーズや、12世代のノートPC向けi7よりは上のスコアを叩き出しています。
モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
昨今話題のモンハンワイルズのベンチマークも検証してみました。が、ベンチマークを動かすのでもエラー落ちでなかなか結果までにたどり着けませんでした。
1920×1080のフルHDでグラフィックスを最上位のウルトラにしましたが、動作困難の結果に。
ただ、フルHDでもグラフィックスを最低にすれば一応30フレームは出るようです。ただ、だいぶ無理があるのではないか?と思います。快適に遊ぶのであればコンシューマーゲーム機を買うのをおすすめします。
原神
原神をプレイしました。4Kではグラフィックスを最低にしても30フレーム未満でしたが、解像度をフルHDに落とせばグラフィックスを中にしても60フレームで安定して遊べました。高にするとたまに60フレーム以下になりますが、プレイ困難というほどではありませんでした。
こんな人におすすめ
普段は一般的な作業をすることが多く、ゲームはあんまりしない人向けです。グラフィックスは非常に強力とは言い難いので、ハードな作業には向かないものの、たまにフルHDクラスの動画編集や、それほど多くないRAW現像であれば問題ない範囲だと思います。価格が6万8千円ということを考えれば非常に良い選択肢になると思います。
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