OPPOは、エントリークラスタブレット「OPPO Pad SE」をマレーシアはじめとした海外にて発表しました。日本円にしておよそ2.3万円という低価格ながらも、名の知れたメーカー製タブレットという点で魅力かもしれません。
パフォーマンス面では、SoCにMediaTek Helio G100を採用し、4GBの実行メモリと128GBのUFS 2.2ストレージを搭載。また8GB/256GBモデルも用意されています。実質的にはAmazonなどでしか見かけないような中華タブレットと似たようなスペックです。
OPPO Pad SEは11インチ液晶を採用し、解像度は1920×1200で90Hzのリフレッシュレートに対応しています。アスペクト比は16:10ですね、分かりやすい。
カメラは前後ともに500万画素のセンサーを採用。タブレットのカメラなど書類スキャンとWeb会議とQRコード読み取りにしか使わないのならこれでも十分です。
少し偉いポイントが9340mAhという大容量バッテリー。この価格帯の11インチ程度のタブレットだと8000mAhぐらいが多いですので、少なくとも数値上はちょっと多めです。連続動画再生で最大11時間、音楽再生では80時間の使用が可能とアピールしています。33W SuperVOOC急速充電に対応し、USB Type-C端子で充電します。
またOPPOによれば、なんと800日間放置しても電源が入るほどの電力効率を実現しているとのこと。どうやって検証するのでしょうか?さらに、スマホほど毎日使うわけではないタブレットにピッタリなスマートパワーセービングモードなるものも搭載し、7日間の非使用状態で自動的に電源がオフになる機能も備えています。
ソフトウェア面では、Android 15ベースのColorOS 15.0.1で動作し、Geminiを統合。AI機能として、ノート用AIアシスタント、インテリジェント文書機能、AI Clarity Enhancer、AI Unblur、AI Erase、AI Reflectionなどを搭載しています。OPPO独自のO+ Connectという機能により、ファイルのドラッグアンドドロップ共有やシームレスなアプリ切り替えが可能で、AppleデバイスやMacとの連携も実現するとしています。
Wi-Fiは5(ac)世代まで、Bluetooth 5.4をサポートし、3.5mmオーディオジャックを備えますが、LTE/5G通信機能を搭載するモデルは用意されていません。
本体サイズは254.9×166.5×7.4mmで重量は527g。11インチタブレットとしては重さとサイズ感ともに及第点でしょう。カラーバリエーションはスターライトシルバーとトワイライトブルーの2色展開です。
価格面では、マレーシアで699リンギット(約2万3000円)という設定ですが、先行予約期間中(5月24日まで)はRM599(約2万円強)で購入可能でした。フィリピンでは9999ペソ(約2万5000円)で販売されており、どちらの市場でもエントリークラスタブレットとしては競争力のある価格設定となっています。
OS | ColorOS 15.0.1 |
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SoC | MediaTek Helio G100 |
メモリ | 4GB |
容量 | 128GB |
画面 | 液晶 11.00型 1920×1200 最大90Hzリフレッシュレート |
カメラ | 500万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
電池 | 9340mAh SUPERVOOC 33W、PPS 33W、QC (9V, 2A), PD (9V, 2A) |
寸法 | 254.91×166.46×7.39mm、527g |
その他 | 顔認証、加速度センサー |