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ついにデータ通信対応!スマホ型電子ペーパー端末「BOOX Palma 2 Pro」発表

 E Ink(電子ペーパー)製品を手掛ける中国Onyxは、スマホ型電子ペーパー端末の新作「BOOX Palma 2 Pro」を発表しました。2023年に初代「BOOX Palma」、そして2024年10月に「BOOX Palma 2」と続いてきており、本機種はPalmaシリーズ3作目。モバイルデータ通信対応が大きな進化点です。

 筐体のサイズ感は過去機種とほぼ変わらず、6.13インチE Inkディスプレイを搭載。しかし今回はカラーE Inkパネル「Kaleido 3」を採用することで、モノクロだけでなくカラー表示にも対応となりました。筐体の幅は80mmとなっています。

 なお、このパネルはやや古めですが、今年7月に発売された「Kindle Colorsoft」にも使用されている現行品です。解像度はモノクロ表示で300ppi、カラー表示で150ppi。

 Palma 2 Pro最大の進化点は、過去機種には存在しなかったモバイルデータ通信をサポートしたこと。「このサイズならSIMが挿せてもいいのに……」と感じていた人も少なくないのではと思います。今回SIMスロットを搭載したことで、Wi-Fi環境に依存せず外出先でも通信が可能となりました。

 しかも、SDと排他利用にはなるもののデュアルSIMに対応。電子ペーパー端末としては異例の仕様で、Palmaをスマートフォン的に使いたいと考えていた方にとってはかなり魅力的な進化と言えそうです。なお、データ通信のみで音声通話に対応していない点には注意。

 また、本機は同社のスタイラスペン「InkSense Plus」の使用も可能に。メモを取ったり、書類や電子書籍に注釈を入れたりといったシーンでの利便性が向上しました。従来のPalmaはあくまで「読書特化の小型機」という印象の強い端末でしたが、Palma 2 Proはできることが一気に増え、本当にスマホライクに使うことができてしまいそうです。

 スペック面は、メモリが6GB→8GBに増えたこと、OSがAndroid 13→15にバージョンアップしたこと以外は先代Palma 2をほとんど踏襲しています。SoCはQualcomm製オクタコア(型番記載なし)、128GB内蔵ストレージ、1600万画素リアカメラ、Google Playストア標準搭載。バッテリーは3950mAhです。

 寸法はカラーE Inkパネル搭載を搭載したからか、厚さ・重さの2点で変化が見られています。厚さは8.0mm→8.8mm、重さは約170g→175gとどちらも微増。

 カラーはブラック・ホワイトの2色展開。すでに予約注文が始まっていて、香港では10月中、米国では11月からの出荷となるようです。価格は379.99ドル(約5万7682円)。過去機種は279.99ドル(現在は249.99ドル)でしたので、100ドルの価格増となっています。

ホワイト版のパッケージ

 BOOXにはSKT株式会社が日本代理店として存在し、先代Palma 2はじめ数多くのBOOX製品を日本に投入してきています。今回は通信周りの認証・ローカライズなど障害が多そうなのも事実ですが、ぜひ国内展開に向けて頑張っていただきたいところです。

OS Android 15
SoC Qualcomm製オクタコアプロセッサ(型番不明)
メモリ 8GB
容量 128GB
画面 6.13型 Kaleido 3 E Ink (モノクロ 824×1648、カラー 412×824)
カメラ 1600万画素
インカメラ 非搭載
電池 3950mAh
寸法 159 × 80 × 8.8 mm, 約175g
その他 デュアルSIM対応(SD排他利用)、指紋認証(電源ボタン一体型)、撥水構造、InkSense Plusスタイラス対応
情報元BOOX
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