2013年は「スマートウォッチ元年」になるかもしれない。

 ラスベガスで開催された家電見本市・CES2013において、「スマートウォッチ」というカテゴリの製品がいくつか発表されました。Bluetoothでスマートフォンなどと連携できる、腕時計型のウェアラブル(身につける)コンピューターです。

 東芝は「Computer Graphic Watch」を展示。Linux OS、ARMプロセッサー、カラー有機EL液晶を備えたハイスペックなモデル。バッテリーは2,3日しかもたないのだとか。こちらは試作品のため、製品化については検討中となっています。


 
(Photo credit:business today)

 製品化していて面白そうなのが、スマートウォッチ「Pebble」です。

 出資者を募って製造するプロジェクトでしたが、予想を大きく上回る出資が集まり、ついに市販版も登場するという経緯のある人気製品です。

 こちらは電子ペーパー採用で、表示する時計の種類を「WATCHAPP STORE」からカスタマイズ可能となっています。なんと自分で時計と針を描いてデザインすることも。

 このように電子ペーパーならではの時計で、バッテリーライフも1週間以上。もちろんBluetooth経由でスマートフォンの着信や通知を表示することも可能。お値段は約150ドル(1万3000円)となっています。

 他に面白そうなものとして、こちらは音声によるコントロールが可能なブルートゥースウォッチ「MARTIAN Watches」です。

 電話の発着信、メッセージ、リマインダーをボイスコマンドできる未来の時計です。時計自体にマイクが内蔵されていることから、スマートフォンをいちいち取り出さず、ハンズフリー通話も楽しめます。

 CNETの選ぶCES2013のベストに決勝まで残っており、期待の高まる製品です。2~3月ごとに249ドル~299ドル程度で販売する模様です。

 これまでもSony EricssonのLiveView、古くはWrist PDAなど、昔から存在していたもののなかなか実用性を欠いたものが多く、電池ももたず、定着しなかった不毛の大地が「スマートウォッチ」というカテゴリーです。

 しかしながらカシオのG-Shockなど、省電力性に優れたBluetooth4.0に対応し、スマートフォンと連携する製品が増えており、スマートフォンの普及が「スマートウォッチ」というジャンルの定着を牽引するかもしれません。電子ペーパーを備えた「Pebble」や、ボイスコマンド可能な「MARTIAN」は、今の時代だからこそ登場した製品です。

 個人的にはSONY Smartwatch MN2などに夢を感じつつも常用を断念した経験もあって、今年こそ花開いて欲しい分野です。ウェアラブルコンピューターの市場は今後拡大していくでしょうから、非常に期待しています。

[Martian Watches, Pebble]

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