SONYがIFA2014で発表したXPERIA Z3シリーズ。Z3およびZ3 Compactは、SIMの形状がnanoSIMへと変更されている模様です。
これまで、Sony MobileはmicroSIMカードを採用しており、nanoSIM採用は今回が初となります。従来のSIMカード/microSIMカードを利用しているユーザーは、通信サービスの提供事業者にSIMカードのサイズ変更を申し出るか、SIMカッターでの物理的形状変更が必要となります。
XPERIA Z3の国内モデルはSO-01G(NTT docomo)、401SO(SoftBank)、SOL26(KDDI)の3種類、Z3 CompactはSO-02G(NTT docomo)が投入される見通しであり、キャリアの契約を伴う新規/MNPでの購入または機種変更時には、適切なサイズのSIMカードが提供されます。
また、XPERIA Z3は、今回デュアルSIMモデル「XPERIA Z3 Dual」が用意されます。このモデルでは2枚のSIMカードを挿入可能。
このモデルを選択することで、プライベート用の電話番号とビジネス用の電話番号を、1台で完結できるといった用途が考えられます。
また、鉄道等で国境をまたぐ内陸国、たとえば香港や欧州、インドといった地域では、電話会社ごとにSIMカードが異なるという問題があるため、複数台の端末を持ち歩くという解消方法がありました。しかし複数台持ち歩くのも大変なので、こうした複数のSIMスロットを持つ端末によって解消すれば、持ち歩き端末がスマートで済むというわけです。
XPERIA Z3 Dualはまだ詳細な投入市場が発表されていませんが、おそらく前述の通り、国境をまたぐことの多い地域を中心に投入されることになるでしょう。