LG Electronicsは、有機EL搭載の4Kテレビ「LG OLED TV」の2016年モデルとして3シリーズを発表しました。1つ目は、平面型のハイエンド「OLED E6P(65/55インチ)」、2つ目は、曲面型の「OLED C6P(55インチ)」、そして3つ目はスタンダードモデル「OLED B6P(65/55インチ)」。
いずれのモデルもOSはWebOS 3.0。リモコンは、引き続き画面に向けて画面上のカーソルを移動して操作するタイプのマジックリモコン。解像度は4K。
HDRに対応しており、通常の液晶テレビのダイナミックレンジ約14Stopsに対して有機ELテレビは20Stopsを実現。自発光素子による純度の高い黒色の表現力により、HDR規格の持つ明暗情報を最大限表現できるとのこと。HDR規格の推進団体「UHD Alliance」の認証する「Ultra HD Premium」を取得。さらにハリウッドのスタジオで支持されているHDR技術「ドルビービジョン」にも対応します。
また、HDR Effect機能により、一般的な映像もHDRの映像美へ近づける画質補正も行います。
有機ELは自発光型であるため視野角が広く、角度60度から観た場合の色の正確さは「一般的な液晶テレビと比べておよそ5倍に達」するそうです。
最上位モデルとなるOLED E6Pは、わずか3mmのガラス製バックカバーの上に2.57mmの極薄パネルが一体化したデザインとなっています。
上下のフレーム幅はわずか1mm、左右ベゼルも狭く、まるで壁紙かのようなテレビ画面を実現します。20Wのメインスピーカーとウーファー10Wを二基搭載する2.2ch40Wのサウンドシステムが画面下部に配置されています。
65インチモデルの「OLED E6P 65」は予想実売価格90万円前後。55インチの「OLED 55E6P 55」は予想実売価格70万円前後。発売日は2016年5月下旬。
OLED C6Pはフロントにはスピーカーを持たず、昨年モデルに引き続き曲面有機ELを搭載します。予想実売価格は47万円前後。発売日は2016年5月下旬。
スタンダードモデルの「OLED B6P」シリーズは今夏発売予定。具体的な発売日や仕様については改めて発表するとしています。
なお、CES2016にて発表されていた75インチ/65インチのG6Pについては国内投入はアナウンスされていません。LG OLED TVは昨年モデルも最上位の最高級モデルは投入されていませんし、SONYも今回75インチ以上のモデルを国内向けに発表していませんので、需要を見て判断したのでしょうね。
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