2015年おすすめテレビはこれだ

 新聞社で働く家電担当記者に、独自の観点から現在販売されているテレビについて、おすすめを語ってもらいました。

安く買えるテレビ、どれが良い?

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 価格帯別に考えると、10万円台前半なら、LGの4K液晶テレビがおすすめ。43型で12,3万円のものが存在します。同じく10万円以上だとCX700あたりも候補に。

 40型の中では最も安いのが、SHARP製です。7万、8万円で購入できます。ただ欠点としては 動きが弱いという点です。スポーツ観戦などにテレビを使用する場合、重要な点ですから、その場合はSHARPは候補から外れます。この点、LGの液晶テレビは動きもいいのでおすすめです。

 10万円切ったもので選ぶ場合も、LGです。国内メーカーの安いものは、以前と比べても手が抜かれています。東芝とシャープは例のごとく動きがダメ。そこそこの値段で動きもいいとなると、この価格帯でもLGしかないのです。すでに低価格帯での価格競争の消耗戦を戦い、疲弊してしまった国内メーカーでは、この価格帯で良質な製品は出せないのです。

 例えば、32型では、3万円で良質だった国内メーカーのものが、今は5万円前後出しても画質や動きは今ひとつ。こうなると、+1万円して、6万円のLG液晶テレビを買うのがベストなチョイスです。ここまでは低価格帯・50インチより小さい機種の話です。

主戦場・50インチ以上のモデルは?

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 続いて国内メーカーの主戦場となる50インチ以上のモデルについて。現在、どれを買っても後悔はない出来となっています。

 50インチ以上且つ4Kの今期テレビとしては、まず微妙なのがSONYです。Android TVの採用により、ギークなユーザーは別として、従来のテレビに慣れ親しんだユーザーを満足させるほどの使い易さをまだ獲得できていないからです。

安いSHARP、コスパのLG

 続いてSHARP。「擬似8K」モデルは、価格の割には4Kとの違いを実感できる場面が少なく、現場の販売員からの評判もあまり良くありません。一方で、US30は色具合をソニーに寄せていて、エンジンも悪くないです。最下位ランクより1万円から2万円高いだけでなかなかよくできています。

 動きも画質も一番よくて、最上位はLG。中間はシャープ。下もLGといったところ。どちらも自社でパネルを作っているメーカーです。ちなみに40インチ台の4Kも、LGの液晶テレビが安くて完成度も高いです。シャープは視野角が悪いですが、用途によるでしょうね。広々としたリビングに置くのはともかく、視野角が重要でない人も多いですから。安さはSHARP、コスパはLGという住み分けです。

 Panaonicは、VIERA 800番台は、BRAVIA 8500番台よりはマシです。最高画質については900番台に期待したいところ。

 東芝REGZA J30番、50型前後は、廉価版上位というところで、フレームレートを落としているなど、画質はあまり良くありません。タイムシフト搭載なので、テレビオタクにはいいかも。Z10はエンジンもよく、画質オタクも満足できます。

 あまり話題にならない三菱リアルですが、映像は悪くないものの、四隅が黒いなど個体差が大きく、品質管理があまりよくないのは難点。スピーカーのダイナトーンは良好ですが。

究極はLG

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 究極はやはり有機ELを採用したLG OLEDです。画質についてはヨドバシ店員もお墨付き。プラズマテレビの名機KUROを「これや!」と100万円で買ったユーザーが、買い換えている機種でもあります。価格も相当高いですが、しかしそれだけの画質はあります。

 LG OLED 4Kモデルは原価を考えてもかなり無理して販売価格を下げています。一説には一台売るごとに赤字なのではという話も。技術力を見せるようなもので、シェアを取りに行くことを優先しています。テレビCMに投入すべき販促費を家電量販店の展示スペースに突っ込んでいるようです。そこまで実際の画質に自信があるということの裏返しでもあります。

 中国ハイセンスと同画質の機種を、海外でLGは売っていますが、日本では売っていません。日本でのブランド向上を重視していることは間違いありません。

4Kチューナー内蔵の重要性は低い

 Full HDは画質に拘りない人が買う傾向にあるようです。今買うなら4Kテレビです。

 しかし、4Kチューナー内蔵の可否については重要ではありません。どうせチューナーは別途買い足すことになるからです。ソニー、東芝は政治力があるからそれに決まるのでは、とも言われていましたが、日本テレビのお偉いさんにきいたところ、電波の方向が変わるのだからチューナーどころかアンテナも変える必要が出てきます。結局4Kチューナーは買い足しになるのです。

うまいこと住み分けはできている

 信者のソニー、安くて無難なパナソニック、最低限で安いシャープ、ハイエンドを買うなら高画質な東芝、究極はLGという住み分けになっています。

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