レバノンで、無料通話のできるメッセンジャーアプリに対して課税しようとした政府に対して、数千人規模の抗議デモが発生しました。死傷者・負傷者も出たとのこと。アルジャジーラなどが報じています。
レバノン政府は、スマートフォンの「FaceTime」「WhatsApp」などのVoIP通話に対して2020年以降、1日あたり20セントを課税することを計画していました。
レバノンの携帯電話の通話料金はこの地域では非常に高く、レバノン市民たちは無料IP電話によって通話をしており、市民の懐を直撃する課税と言えます。デモ隊は政権の退陣を要求、一部メディアは「WhatsApp革命」と呼んでいます。
以前からレバノンは政府の経済失策により市民が困窮、他にも煙草や燃料への増税も検討しており、電気通信大臣が通話アプリ課税の計画の撤回を発表した後でも抗議デモは継続。デモは4日目を迎え、数万人規模に。政府4閣僚が辞任したといいます。
Protests erupt in Beirut after Lebanon’s government announces a tax on WhatsApp and other internet calls https://t.co/TvajbDYiA9 pic.twitter.com/ut4FhTek3j
? Al Jazeera English (@AJEnglish) October 17, 2019
The protests in Lebanon may be sparked by the proposed tax on Whats App, but it is a culmination of a shortage of bread, fuel, basic goods & services, and comes a week after the worst wildfires in decades. I sure do hope, people put politics & religion aside & demand dignity. pic.twitter.com/RkMdoeGhWL
? Ahmed Shihab-Eldin (@ASE) October 18, 2019