中国の低価格帯スマホメーカーTECNOのフラッグシップモデルとなる「TECNO CAMON 19 Pro」ですが、Valor Reviewsによるレビューが出ています。
本機はブルーとブラックの2色展開。背面はマット仕上げのプラスチック製で対指紋性がとても高いとのことですが、側面にはそういった処置はされていない模様。画面はゴリラガラス製ではなく耐水耐塵IPレーティングも無いそうで、フラッグシップモデルとしてはやや耐久性に不安を感じますが低価格スマホとしては仕方ない妥協点でしょう。側面にはデュアル4G SIMカードスロットとメモリーカードスロット、指紋認証センサーとして機能する電源ボタンと底部にはイヤホンジャックとUSB-Cポート、モノラルスピーカーを搭載。
カメラは6400万画素メインカメラ、5000万画素望遠カメラ、200万画素デプスカメラを搭載。メインカメラには手ブレ補正機能も搭載され、光学自動フォーカスセンサーも搭載されているそうです。
メインカメラは色合い鮮やかで十分な性能とのこと。特筆して優れていたのは望遠カメラで、背景をきれいに分離して素晴らしいポートレート写真などが撮れるとのこと。ナイトモードは性能は普通程度だそうです。また空の色合いだけを抽出して変える機能が搭載されており、晴天を星空のように見せることも可能とのこと。動画撮影は最大2K30FPSでの撮影が可能とのこと。
本機の特徴は0.98mmの極薄ベゼルですが、インカメラのフラッシュライトを廃しているのに下部だけ太いベゼルになっているというやや半端な仕様。ディスプレイは6.8型1080×2460IPS LCDパネル。色合いはAMOLEDディスプレイのような鮮やかさで120Hrzのリフレッシュレートにも対応とのことですが、CAMON 18 PremierはAMOLEDディスプレイを搭載していたのにどうしてと落胆の声。
SoCはCAMON 18 Premierに搭載されていたのと同じ「MediaTek Helio G96」が使用されているとのこと。動作はスムーズでマルチタスクも問題ないとのことで、使用感にストレスが出るわけでは無さそうですがこちらもアップグレード無しで残念ポイントですね。一方「CAMON 19 Pro 5G」モデルは「MediaTek Dimensity 810」を搭載とのこと。
実行メモリは8GBを搭載し、ストレージから5GBを使用することで仮想的に13GBを実現可能だそうです。グラフィックカードも先代と同じMali-G52を搭載し、ゲーミングスマホとしては平均程度の性能を発揮できるとのことです。内蔵ストレージは最大250GBだそう。OSはAndroid12を標準インストールとのこと。
電池容量は5000mAhで持ちはよいと評価。フル充電は74分程度で完了できるとのことです。
総評として、電池持続時間やカメラ性能はなかなか優れているものの主な欠点としてSoCがアップグレードされていないなどハードウェアスペックが先代から引き継ぎの部分が多い点が挙げられると語っています。