XiaomiとSoftBankは東京都内にて共同で記者会見を開催、新型スマートフォン「Xiaomi 12T Pro」を正式発表しました。早速実機をチェックしてみます。
筐体はフロストガラス筐体で指紋がつきにくく、高級感抜群。色展開はブルーとブラックの2色。
背面にはフェリカ、側面にはHarman/Kardon刻印あり。デュアルスピーカーを搭載、Dolby Atmosに対応します。
背面はラウンドエッジ形状。
前面はフラット。背面はエッジで前面はフラットというのは、持ちやすさ・先進的印象・視認性の全てをバランスよく取れて良いデザインだと思います。
ディスプレイは6.7型、680億色表示、1220p、最大120Hz可変駆動。
サイズは大きめ。高さは163mm、幅は76mm、厚さは8.8mm。重量は205g。
Xiaomi 12T Pro! pic.twitter.com/pM6hfajnS1
— すまほん!!📶5G📱 (@sm_hn) December 8, 2022
最大の特徴と位置づけるのが19分間で満充電の120W急速充電。5000mAh大容量電池をこのスピードで充電できるのは驚異的。
Xiaomi 12T Proの爆速充電草w pic.twitter.com/bOKAQObeQv
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これをSoftBankとしては「神ジューデン」のキャッチフレーズで宣伝。12月14日以降、芸能人の吉沢亮、杉咲花起用のテレビCMも放映します。製品力やコスパの優れたXiaomiの弱かった部分、まさに関心の薄い一般層への訴求やブランド確立だったので、これはいい動きですね。
https://www.youtube.com/watch?v=W0R6-NbABtc
独自規格のためXiaomiの対応充電器が必須。急速充電器は同梱。
これだけの凄まじい充電だと安全性が気になるところですが、42の安全機能と9つの温度センサーにより確保、800回充電しても最大80%のバッテリーを維持可能とのこと。さらに安全性確保は念には念を入れてソフトバンク技術開発陣も協力したといいます。
少し気になるのが「19分で100%充電」の定義。よく注釈を見ると2%から100%までの充電時間となっているのです。これは0%や1%台の場合、計測の揺らぎが多くなるとXiaomiが判断したため、揺らぎが少ないよう2%からの充電としたようです。「大体20分、もうちょいぐらいかも」と考えておくのが心理的によさそうです。
カメラは1/1.22型撮像素子と大型。通常、画質向上のためカメラを大型化するほど稼働させて手ブレを抑えるのは大変になりますが、しっかり光学式手ブレ補正(OIS)にも対応してきたのは大きなポイントです。
画素数は驚異の2億画素。画素をまとめて1画素として活用し、多くの光量を取り込む画素混合(ピクセルビニング)にも対応します。
しかしスマホで2億画素という数字に果たして意味はあるのか?
これには意味があります。とりあえず高解像度の写真を撮っておいて、後から特定の箇所を切り出すことが可能だからです。うまく使いこなせば便利ですよね。
とはいえ、基本的には2億画素ではなく画素混合(1250万画素相当)での動作となります。低照度時にも画素混合の方が有利です。このため、ユーザーが必要な場面で適宜、2億画素モードを呼び出す必要があります。さらに、その写真から別途手動で切り出す作業も必要に。はっきり言って面倒です。
ところが本機は、2億画素で撮った後の切り出しをAIが全自動でやってくれます。ギャラリーで写真の下にあるボタンを押すだけ。簡単ですね。
2億画素モード撮影後、高解像度写真からの切り出しをAIが勝手にやってくれるwこの辺発想がシャープのAIライブシャッターとかみたいで良いな pic.twitter.com/av92rSLzn7
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さらに、この高画素をクロップズームにも活用できます。カメラで普通に撮影している時にズームしても画素混合ですが、ウルトラHDモードでズームした場合にはリモザイク(非画素混合)動作とのこと。
2億画素のために撮像素子と画素ピッチが大型化し単純に画質向上の恩恵はあるものの、肝心の高画素自体に意味はあるのか?という疑問への回答をしっかり用意し、高画素を意味ある機能として落とし込もうとしているのも実にXiaomiらしいところです。
SoCはSnapdragon 8+ Gen1、OSはAndroid 12ベースのMIUI13。ストレージ容量はソフトバンク版は256GB、公開市場版は128GB。
このほかバッテリー安全性への自信から、メーカー取り組みとして24ヶ月間のバッテリー無料交換も提供します。
急速充電やカメラで突き抜けたXiaomi待望のハイエンドモデルの大手キャリア取り扱いや、認知拡大に繋がるキャッチーなテレビCMの放映で、Xiaomiの飛躍に期待したいところです。
詳細はソフトバンクの公式サイト(https://www.softbank.jp/mobile/)でご確認下さい。[AD] |
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