目指せLightning撲滅!
Apple独自規格のLightningに業を煮やし、USB Type-C搭載iPhone Xを作ったスイスのKen Pillonel氏が、今度はAirPods ProのケースにUSB Type-Cを搭載したようです。同氏は以前にも初代AirPodsのケースも改造しており、このまますべてのApple製品のLightningポートを根絶やしにしそうな勢いです。
Ken Pillonel氏は動画内で、USB Type-Cに対応した回路を自作。その後、溶接や3Dプリントなどを経て、外観を一切変えないままUSB Type-Cへの換装に成功しています。
しかしこの手順は非常に高価な3Dプリンターなどが必要であり、本来なら、技術はあれど環境がないユーザーが改造するのは困難です。
そのため同氏は、自ら製作した部品を実際に販売。多少なりともハードルを下げています。価格は34.9スイスフラン(5000円)と、割と高価です。もちろんこの部品は制作するのに必要なデータがアップロードされているため、自作することも可能。
また、同氏は、改造された謎のイヤホン「41rP0d$ PRO」を販売するようです。遠目から見たらAirPods Proと空目するかもしれない製品名ですが、これはあくまでもAirPods Proではありません。改造したAirPods Proなんて販売してしまったら、それこそ怒られますからしょうがないですね!!
価格は299スイスフラン、日本円にして4万2000円ほどのようです。Ken Pillonel氏は「高すぎる」というQ&Aに対して、多くの作業が手作業であるからと説明しており、将来的には価格を下げることを目標としているようです。
EUやインドが様々な製品に対してUSB Type-Cの搭載を義務付けることを決めたため、数年後にはこんなことをしなくてもよい世の中になりそうです。