Apple Vision Proにビックリした?
サムスンが、開発中の新型XRデバイスのリリース時期を2024年半ばまで延期したという情報が浮上しました。韓国メディアのSBS Bizなどが報じています。
2023年2月、サムスンはクアルコムやGoogleとの提携を発表。ほぼ撤退していたXR領域に再参入し、新型XRデバイスを投入することを予告しました。当初、同デバイスは2023年後半に発売予定だったそうですが、開発のための延期を決定したようです。
SBS Bizによると、サムスンは新型XRデバイスのデザインやディスプレイ仕様などの全面見直しを行う旨を通達する社内メモを送付したとのこと。
この決定の背景には、新型デバイスを「Apple Vision Pro」の“対抗製品”として売りたい同社の思惑がある模様です。
「Apple Vision Pro」は、アップルが開発を進める“空間コンピューティングデバイス”で、2024年に発売予定。お値段なんと約50万円の超ハイエンド製品です。
同デバイスには、通常のXRデバイスに含まれる機能(VR/ARなど)のほか、ユーザーの顔をスキャンしてデバイス前面に表示する謎システムや、3D撮影機能などを実装予定。
その他の細かい仕様は現在未公表なのですが、いずれにしても「Apple Vision Pro」の競合を目指す場合、サムスンはそれ以上のスペックを実現するか、より安い価格(かつ性能も良い)で製品を展開する必要があるでしょう。
アップルの牙城に切り込むことができるのか、それとも無駄に高いだけのデバイスで終わってしまうのか。サムスンの挑戦、どんな結末を迎えるんでしょうね。