シャープは、Vivo Mobile Communication Co., Ltd.との友好的な協議の結果、両社間の無線通信技術の特許クロスライセンス契約を締結したと発表しました。
これにより、シャープが2022年9月に開始していた中国での訴訟の取り下げも完了したといいます。
シャープは20年以上に渡り先進的モバイル機器提供や無線通信技術の研究、特許出願を積極的に行い、W-CDMAやLTE、LTE-Advanced、5G規格に関する6000件以上の必須特許を保有。日米欧中韓の多数の通信機器・自動車企業に無線通信技術の規格必須特許のライセンス供与を行っています。
引き続き「公正、合理的かつ非差別(Fair, Reasonable And Non-Discriminatory)」な条件において、規格必須特許のライセンス供与を行っていくとしています。
シャープはOPPOへの特許訴訟を経てクロスライセンス契約を締結、和解していますが、OPPOは現在Nokiaからの特許訴訟を受け、欧州市場では厳しい状況です。