HTCが開発を進めるカメラ内蔵型トラッカー「Self-Tracking Tracker(仮称)」。同デバイスの正式名称と、販売価格を確認したと語るアナリストがX(旧Twitter)に現れ、注目を集めています。
「Self-Tracking Tracker」は、本体のカメラとセンサーによって利用者の動作を認識し、アバターの動きなどに反映するデバイス。HTCのこれまでのトラッカーとは異なり、ベースステーション(部屋に配置する赤外線センサー)が無くても動作するのが特徴です。
また現行の製品である「VIVEトラッカー3.0」と比較すると、サイズは50%程度、小型化しています。
今回、「Self-Tracking Tracker」の新情報を伝えたのは、これまでに多くのVR領域の「正しいリーク」報じたことで有名なBrad Lynch氏。
同氏によると、デバイスの正式名称は「Vive Ultimate Tracker」で、価格は1つあたり、200ドル(約3万円)になるとのこと。Lynch氏曰く、Vive Focus 3とVive XR Eliteが対応デバイスで、バッテリーの連続使用時間は9時間らしいです。
「Vive Ultimate Tracker」で全身をトラッキングする場合、同デバイスが5つ必要です。つまり合計約15万円を支払う必要があります。
株式会社Shiftallが展開する、全身トラッキング用デバイスの「HaritoraX」は3万3900円(税込)で購入可能。比較すると「Vive Ultimate Tracker」が、かなりのハイエンド価格なのが分かりますね。
となると、重要になるのはトラッキングの精度。ただ、こればかりは試さないと分かりません。早く発売や体験デモの時期などを告知してほしいところですね。