中国のTECNOが、コンセプトモデル「SPARK Slim」をX(旧Twitter)で発表しました。この機種は、バルセロナで開催されるMWC2025で展示される予定です。
TECNOはSPARK Slimを、5200mAh以上の大容量バッテリーを搭載したスマートフォンの中で「世界最薄」であると謳っています。実際に、本体の厚さは驚異の5.75mm、バッテリー自体の厚さもわずか4.04mmに達するといいます。
フォルダブルスマートフォンを含めれば、先日発表されたOPPO Find N5が4.2mmの厚みで5600mAhのバッテリーを搭載していますが、TECNO SPARK Slimは一般的なスマートフォンの筐体かつ、この薄さで5200mAhのバッテリーを搭載している点が驚異的です。この薄さから、搭載しているのはシリコンカーボンバッテリーであると推察できます。
ディスプレイは、側面がカーブしたAMOLED Displayを採用しており、スマートフォンの薄さを強調し、未来的なデザインになっているとのことです。
カメラは、50MPのデュアルカメラを搭載。Pixelシリーズのような横長の配置が特徴的です。ただし、カメラに関する情報は画素数のみで、センサーの種類や光学ズームの性能などは明らかにされていません。
価格はまだ公表されていませんが、TECNOのSPARKシリーズはミドルレンジモデルとして展開されているため、比較的手頃な価格になることが期待されます。
近年、中国メーカーはシリコンカーボンバッテリー技術の開発に力を入れており、薄型化とバッテリーの高密度化による長時間駆動の両立を実現しています。SamsungやAppleも薄型スマートフォンの開発に取り組んでいると噂されており、今後の競争激化が楽しみです。続報に期待しましょう。