レノボは新型モバイルノートPC「ThinkPad X13 Gen 6」を発表しました。同社が長年挑戦してきた1kg切りを初めて実現し、前モデルからスマートフォン1台分に相当する約180gの軽量化、最軽量構成では933gまで軽量化に成功しました。
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— すまほん!! (@sm_hn) March 18, 2025
Copilot+ PCに対応。AMD Ryzen AI Pro 300やIntel Core Ultra 200Uおよび200Hプラットフォームを選択可能。
大容量バッテリー搭載でも1kg未満を実現。レノボ開発担当副社長の塚本氏曰く、特に軽量化を求める顧客の多い日本市場に向けて、日本の開発拠点を活かして1kgを切るThinkPadを提供したいという思いで開発を進めてきたといいます。
軽量化における技術的取り組みについて、機構設計担当の橋倉氏は「文字通り1グラムずつ削るような思いで、1つ1つの部品を見直してきました」と説明します。
具体的な軽量化技術として、従来の2つのヒンジから「ワンバーヒンジ」への変更が挙げられます。この設計変更によりヒンジ内に空洞ができ、そこにWi-Fiアンテナやディスプレイ基板を収めることで上部ベゼル幅の縮小に成功。ディスプレイ部の厚みは7.4mmから5.85mmへと薄型化し、製品サイズも7.8mm小さくなったといいます。
キーボードでは、ベースプレートの素材をアルミからマグネシウムに変更し軽量化。素材が柔らかくなることによる打鍵感の低下を防ぐため、ネジの数と位置を最適化し、ThinkPad独自の打鍵感を維持。さらにラバードームの構造を見直し、キー押下時に「フワッとした着地感」を実現することで、長時間使用時の疲労軽減を図ったとしています。
その他にも、高密度実装技術によりメインボードを50%軽量化し、冷却用ファンモジュールも20%軽量化したそうです。
軽量化してもなお高い堅牢性は健在で、衝撃試験、振動試験、落下試験など、ThinkPad製品に課される厳しい試験にすべて合格しているとしています。薄型化にもかかわらず、USB Type-A×2、HDMI、オーディオジャックなどビジネスに必要な端子類もしっかり搭載します。
【朗報】ThinkPadさん、軽くなったのに異次元レベルの頑丈さを実現してしまう pic.twitter.com/j8oOnpgVkR
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